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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2016/02/22

NO.1104

佐世保市 バス運行統合検討 路線競合の西肥バスと






 佐世保市は新年度から、市営バスを運行する市交通局と、西肥バスを運行する西肥自動車(佐世保市)との運行体制の統合に向けた検討に入ることを明らかにした。利用客の低迷による収支悪化や市中心部での路線競合が原因で、市営バスを廃止する可能性もあるという。
 市交通局によると、市営バスの年間輸送人員数はピーク時の1965年に約4219万1000人いたが、少子高齢化などの影響で減少傾向が続き、2014年は約954万8000人にまで落ち込んでいる。
 一方、市中心部では西肥バスと路線が競合し、1日あたり700往復を超えるバスが走っている。市交通局は09年、100%出資の子会社「させぼバス」を設立し、一部路線の運行を委託するなど収支改善を図っているが、現在の46路線のうち30路線が不採算で、昨年度の路線バス事業は約1億円の赤字となった。
 このため、市は新年度当初予算案に調査費を盛り込み、市営バスの路線の譲渡や運行委託など、運行体制の統合に向けた方策を検討することにした。市が設置した公共交通のあり方を検討する協議会でも、西肥バスとの競合を問題視する意見が上がっていた。
 市交通局は「公営バスには山間部など民間が走れない不採算路線を維持する役割があるが、検討の結果、市営バスを廃止することもあり得る」としている。














バス停に「バリアフリー縁石」…新潟市など検討






 バス乗降口とバス停との段差と隙間を解消する「バリアフリー縁石」について、新潟市と新潟交通が導入に向けた検討を始めた。高齢者や車いす、ベビーカー利用者らの乗り降りを容易にするため、バス停ぎりぎりにバスが寄せられるように設計されたものだ。通常のバス停の縁石は車道と直角になっているが、バリアフリー縁石は緩やかな傾斜になっている。バスは傾斜でできた空間を生かして車体をバス停に密着させることができ、バス停と乗降口の間隔が従来より狭まる。運転士は傾斜に合わせてバス停に進入し、タイヤをこするようにして止める。海外ではドイツやフランスなどですでにバリアフリー縁石が導入され、普及しているという。
 先月29日、公益社団法人「日本交通計画協会」(東京)が新潟市と新潟交通の協力を得て、同社新潟南部営業所(新潟市江南区)で導入に向けた実証実験を行い、報道陣に公開した。
 実験にはバス高速輸送システム(BRT)の萬代橋ラインに導入された連節バスが使われ、連節バスはバス停に見立てたバリアフリー縁石にゆっくりとしたスピードで近づき、縁石ぎりぎりに寄せて停車。タイヤへの影響や運転士の適応性、車いすやベビーカーを使っての乗り降りのしやすさなどを確認した。
 新潟市の大勝孝雄・都市政策部長は「実証実験を通じて課題や効果を調べ、導入に向けて検討したい」と話していた。
 新潟市によると、同市で導入された場合は、日本で初めてとなる。














横浜臨海部に連節バス






 横浜市は19日、臨海部を訪れる観光客らの新たな交通手段として、バス2台をつないで大量輸送できる「連節バス」を想定した「高度化バスシステム」を2020年に導入する方針を明らかにした。19日の市議会委員会で市側が示した。
 市は同年の東京五輪開催に合わせ、中区の北仲通南地区に新市庁舎、みなとみらい地区に国際会議などを行うMICEマイス施設を完成させ、再開発される山下ふ頭にも集客施設を作る予定。このため14年度から、来訪者の利便性を高める新交通システムを検討していた。
 都市整備局は新バスの需要について、横浜駅―パシフィコ横浜周辺―山下ふ頭と、関内駅―赤レンガ倉庫周辺―桜木町駅の2ルートで休日に各約1万2000人の利用を予測。16年度に基本計画をつくり、優先レーンの整備などを検討する。
 一方、次世代型路面電車(LRT)の導入も検討を続けるが、「現在の車の交通量では道路に専用の軌道を作れない」と課題を挙げ、車の利用を減らす必要があるとした。中長期的に連節バスとLRT、路線バスを組み合わせた交通システムの可能性を探る。
 連節バスは神奈川中央交通(平塚市)が藤沢市などで運行している。














成田無料バス 県内客大半






 成田空港を利用する県外観光客の県内周遊を促すため、県が昨年夏に実施した無料高速バスの運行で、利用者の8割超が県内を出発地としていたことが県の調査で分かった。大半は県民が利用したことを示す結果となり、思惑が外れた上、利用者も低迷した。
 無料高速バスは、国の地方創生関連交付金1億円を活用し、昨年8~9月、成田空港と館山、鴨川、銚子の3地域を結ぶルートで運行した。成田空港に格安航空会社(LCC)などを利用して到着した国内線利用者を、県内各地に周遊させる狙いだった。
 しかし、45日間の合計定員4万3200人に対し、利用者数は1万860人にとどまり、利用率は25・1%。県が利用者を対象に行い、個人、グループから日本語で7315の回答を得たアンケート調査では、出発地を「県内」と回答したのは全体の82・4%(回答数6031)を占めた。「県外」は13・9%(同1017)、「海外」は0・8%(同58)だった。
 出発地で多かったのは館山市、成田市、南房総市の順だった。県外は東京都など近隣都県が多く、国内線で成田空港と結ばれている道府県からの利用者は全体の3%にとどまった。
 県は、今年9~11月に有料で成田空港発着の高速バスを運行するため、2015年度2月補正予算案に事業費約4700万円を計上した。ルートは銚子、鴨川への2路線。1000円前後の料金を徴収し、各路線乗り放題とする方針。県外客の利用を増やすため、成田空港と空路で結ばれている道府県の現地メディアなどに対し、PR活動も行うという。














路線バスで日光観光を…買い物券付き1日乗車券






 関東自動車(宇都宮市)は15日から、日光東照宮周辺の「日光老舗名店会」で使える買い物券と、路線バス1日フリー乗車券をセットにした企画乗車券「日光杉並木っぷ」を販売する。
 路線は日光杉並木街道を運行する「JR宇都宮駅~日光東照宮線」。買い物券は同名店会加盟の14店舗で1000円分の買い物ができる。
 JR宇都宮駅を出発し、日光市今市地区で降車、杉並木を散策し、天然かき氷や日光そばを食べた後、バスで日光東照宮まで行き、参拝と土産物の購入をするなどの使い方が可能。同社は「路線バスだからできる宇都宮―日光間の小旅行を提案したい」としている。
 大人券(中学生以上)2500円(買い物券1000円付き)、小人券1000円(乗車券のみ)。














南阿蘇鉄道の日本一長い名前の駅で休日に古本屋を開店/若者2人






 南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」(熊本県南阿蘇村)で土日祝日だけ古本屋が開かれている。村内に住む大学が同級の男女2人が、2015年8月、空いていた駅舎を無償で借りて始めた。図書館や書店がない村内で、本を通した住民らの交流の場を目指していて、口コミで売上げも少しずつ増え、今後は住民らを巻き込んで本のイベントや展示会も開く予定だという。
 同駅は日本一長い駅名で知られ、観光客も多く、人が集まる駅に目を付けて「ひなた文庫」(午前11時~午後4時)を開店した。木造ログハウス風の駅舎内に特集コーナーや読書スペースも設け、小説や漫画、エッセーに加え、自然の多い地域に合わせて図鑑など約千冊が並べられている。













3日間乗り放題「若者限定四国フリーきっぷ」を春に発売/JR四国






 JR四国は、春休み期間中に特別企画乗車券「若者限定四国フリーきっぷ」を販売する。同社の全線(宇多津-児島間含む)の特急列車・普通列車の普通車自由席と、土佐くろしお鉄道線(窪川-若井間)の普通列車普通車自由席、およびジェイアール四国バスの路線バス(大栃線・久万高原線)が3日間乗降り自由になる。寝台特急「サンライズ瀬戸」には乗車できない。
 公的証明書などで年齢を証明した満25歳以下の若者を対象に販売し、価格は9800円。販売期間は2月20日から4月10日まで、利用期間は3月1日から4月12日(10日出発分)までとなる。














北陸線にIC乗車券…2017年4月末から






 JR西日本金沢支社は16日、県内の北陸線区間(大聖寺―金沢)で2017年4月末からICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」を利用できるようにすると発表した。それに伴い、金沢など乗降客数の多い駅に自動改札機を設置する。IRいしかわ鉄道(金沢―倶利伽羅)も同時期からシステムを導入する方針を決めた。
 同支社によると、北陸線の県内14駅のうち、金沢と松任、小松の3駅に自動改札機を導入する。残り11駅と、同時期に利用が始まるJR城端線新高岡駅(富山県高岡市)には、ICカードを読み取れる簡易型改札機が設置される。費用は15駅で計約10億円。
 JR東日本の「Suica(スイカ)」や首都圏の私鉄などで使える「PASMO(パスモ)」など、イコカと相互利用できるIC乗車券も使うことができる。
 新幹線開業後、観光客からは、IC乗車券が使えないことへの不満が多く寄せられており、記者会見した同支社の谷本光宏営業課担当課長は「導入すれば金沢からの移動が飛躍的に便利になる」と説明した。
 IRいしかわ鉄道も、同時にIC乗車券を導入する予定だ。富山県の「あいの風とやま鉄道」は昨年3月の新幹線開業後に利用を開始したが、石川県内の駅でIC乗車券を使用できなかったため、不便さが指摘されていた。IRいしかわ鉄道の担当者は「IC乗車券を使えない空白区間ができないよう対応したい。整備費について県と相談し、導入台数などを決めたい」と話した。
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