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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2016/02/15

NO.1103

信楽事故の教訓生かした“安全車両”を無償譲渡され運行/紀州鉄道






 紀州鉄道(御坊市、2.7km)は、甲賀市から無償譲渡を受けた信楽高原鉄道の車両を新車両「KR301」として導入、このほど運行が始まった。
 同鉄道ではこれまで、国内で唯一運行しているバス型車両の2台体制で運行していたが、車体の老朽化などの影響で、最近は1台のみの運行だった。今回譲られた「KR301」は、これまでの車両にはなかったボックス席があるほか、座席も座り心地が良い。信楽高原鉄道の列車衝突事故(1991年)を教訓に、当時は全国的にも珍しかった「衝撃緩和装置」も備えた“安全車両”。約20年の時を経て、勾配の厳しい同鉄道では引退したが、紀州鉄道は平坦なのでまだまだ十分に使えるという。














満員電車の迷惑行動でベビーカーには寛容な結果/しらべぇの調査






 調査ニュースサイト・しらべぇが実施した、朝晩の通勤ラッシュ時の満員電車内での迷惑行動に関する調査で、ベビーカーの使用に寛容な結果が出た。
 調査は、インターネットリサーチ「Qzoo」を利用し、全国の20~60歳代の男女を対象に2015年12月22~24日に実施し、1,323名の回答を得た。今回は「痴漢」「ケンカ」といった犯罪行動は除き、しらべぇ編集部が選んだ6つの選択肢から最も迷惑だと感じるものを選んでもらった。結果としては、1位=「酔っぱらいの臭い」38.4%、2位=「ドア付近にいて降りない」18.4%、3位=「背負ったリュック」14.9%、4位=「イヤホンの音漏れ」11.3%、5位=「電車内での化粧」10.8%、6位=「たたまない状態でのベビーカー」6.2%、となった。
 満員電車で立ったまま化粧する人は少ないと思われるのに約1割というのはどう見たらいいのか難しい。一方、ベビーカーは、報道によって意識の変化があったのか、鉄道会社による啓蒙活動の成果か、もっとも迷惑と答えた人は6%強にとどまった。














苦悩する遺族「毎日夢に出てくる」 長野バス事故1カ月






 長野県軽井沢町でスキーツアーの大型バスが道路脇に転落し、乗客・乗員15人が死亡した事故から15日で1カ月になる。
 「被害者支援に正解はない」。遺族支援を担当してきた長野県警犯罪被害者支援室の警部補、内田麻衣さん(35)は今、改めて実感している。
 自分を責める人、ショックで何も話せない人。遺族の中にも気持ちに違いがあり、毎回悩みながら向き合ってきた。「悪いのはあなたじゃない。自分を責めないで、一人で悩まずに相談してほしい」
 事故発生の1月15日。内田さんは、軽井沢町中央公民館に駆けつけて遺体と対面する遺族に付き添い、霊柩(れいきゅう)車の手配を手伝った。17日からは、現場で見つかった旅行カバンや洋服などの遺品を遺族に届けた。
 遺族宅を訪れる時、白やピンクのサクラソウの鉢植えを一緒に手渡した。軽井沢町の町花。「亡くなった方を少しでも近くに感じてほしい」との思いを込めたという。現在も週1回ほど遺族に連絡を取り、捜査状況などを伝えている。
 2014年9月の御嶽山噴火災害で遺族らの支援を経験。昨夏には「サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)」と呼ばれる心の応急処置の研修も受けた。
 内田さんは「事故から1カ月と言っても、遺族や負傷者の心の傷は深い。どうすれば元の生活を取り戻せるかを考え続けています」と話す。
 事故で亡くなった首都大学東京2年の田原寛さん(当時19)の父義則さん(50)は「事故当日は放心状態で余裕がなかったが、長野県警には手厚くケアをしてもらった。すごく感謝している」と語る。
 義則さんが発起人となった遺族会が今月7日に結成された。東京都内で同日開いた会合には、複数の遺族が集まった。「家族で一緒に過ごした家に戻りたくない」「毎日夢に出てきて、朝起きると涙が止まらない」――。涙を流しながら思いを語り合った。「事故以降、外に出るのはこれで3回目」と話す遺族もいたという。














時速96キロのバス「ベテランでも制御難しい」






 15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故の発生から、15日で1か月。
 長野県警の捜査で、バスは時速96キロで道路右側のガードレールに衝突し、崖に転落したことが明らかになった。現場の国道18号碓氷バイパスの制限速度は時速50キロ。制限速度の2倍近いスピードに至った経緯について、県警は捜査を続ける。
 県警は、事故を起こしたバスの検証を1月に実施し、押収した運行記録計(タコグラフ)の記録紙を解析していた。捜査関係者によると、バスは時速96キロを示した直後、一気に速度がゼロ近くにまで下降しており、下り坂に入って以降、最も速度が上がった状態でガードレールに衝突し、崖に転落した可能性が高いという。
 一方、バスが衝突した右側ガードレールや、その約100メートル手前で接触した左側ガードレール付近に、運転手がブレーキをかけたとみられるタイヤ痕も新たに見つかった。運転手は何度かブレーキをかけてバスを停止しようと試みたとみられるが、碓氷バイパスを何度も走行したことがあるという60歳代の元大型バス運転手の男性は、取材に「下り坂で100キロ近い速度の出たバスはベテラン運転手でも制御が難しい」と話した。














バス転落あす1カ月 減速なぜできず…運転ミス? 究明にハードル






 長野県軽井沢町のスキーバス転落事故は15日で発生から1カ月を迎える。これまでの県警の捜査で、速度が一時96キロに達するなど事故直前のバスの異常な挙動が明らかになった。最大の謎は「なぜスピードを制御できなかったか」という点だ。ギアがニュートラルに入ってエンジンブレーキが利かない状況だったことが分かっており、県警は運転ミスが原因との見方を強めるが、運転手が死亡していることなどが原因究明のハードルとして立ちはだかっている。

 ◆250メートル手前での異変

 「うつらうつらしていたが、ガタンという揺れで目が覚めた」。生存者の女子大学生(19)は事故前の様子をこう振り返る。
 現場となった国道18号碓氷バイパスは、群馬県から長野県側に入ると現場までの約1キロを下り続ける。県境付近の監視カメラが写したバスには異常はうかがえなかった。
 ところが、現場の約250メートル手前の「軽井沢橋カメラ」では状態が一変。バスが右側に傾いて対向車線にはみ出し、かなりの速度で走行する様子が記録されていた。「カーブでスピードが出ていた。友人と『運転が荒いね』と目配せし合った」(女子大生)
 捜査関係者によると、この段階で時速80キロに達していたもようだ。カメラの画像ではバス後部のブレーキランプは点灯していたようにも見えるが、十分に減速してはいなかった。

 ◆転落直前速度96キロ

 バスはスピードを維持したまま、左側のガードレールに接触。その後、センターラインをはみ出して対向車線に進入した。「先の方に右車線側のガードレールが見えて、『おかしい』と気付いた」(男子大学生)
 バスは右側に傾いた状態でガードレールを突き破り、右側を下にして3メートル下の立木に突っ込んだ。就寝中だった乗客は受け身を取ることもできず、多くが即死状態だったとみられる。11人はその場で死亡が確認された。多くの乗客はシートベルトをしておらず、死者や負傷者はバスの右側に折り重なるように倒れていた。回収された事故車両の運行記録計(タコグラフ)によると、転落直前のスピードは96キロ。制限速度の50キロを大幅に上回っていた。

 ◆つかめぬ事故状況

 なぜ減速できなかったのか。一般的に事故車両と同型の大型バスを減速させる際は、ギアを低速に切り替えてエンジンブレーキと補助ブレーキを作動させ、最後にフットブレーキで速度を落としきる。しかし、ギアがニュートラルだとエンジンブレーキと補助ブレーキが作動しない。
 フットブレーキを多用すると部品が過熱して利きが悪くなる「フェード現象」が起きるが、こうした現象が起きた痕跡はなかった。
 このバスはエンジンが壊れるのを防ぐため、ギアを低速に無理に変えようとすると、自動的にニュートラルになるように制御されていた。死亡した土屋広運転手=当時(65)=は大型バス運転の経験が乏しく、「パニックになってしまった可能性がある」と捜査関係者は指摘する。
 日本交通事故調査機構代表の佐々木尋貴さん(51)は「ブレーキペダルの裏に缶やペットボトルなどの異物が挟まり、踏み込めなかったなどの可能性も考えないといけない」と話す。
 県警は現在、タコグラフのデータの詳しい分析を行っているが、原因解明には時間がかかることも予想されている。捜査関係者は「運転手は死亡し、多くの乗客は就寝中。事故状況を詳細に語れる人が乏しい。捜査のハードルは高い」としている。














北海道新幹線、初の一般向け試乗会 「揺れ少なく快適」






 JR北海道は13日、3月26日に開業する北海道新幹線の一般向け試乗会を初めて開催した。13日午前の初回は親子連れら抽選で選ばれた546人が参加。始発・終着の新函館北斗駅(北海道北斗市)と木古内駅(同木古内町)間の約35キロメートルを往復した。
 参加者は小雨の降る中、先頭部分が細長い「H5系」車両に乗車。北海道釧路町から孫と一緒に乗車した吉田清さん(62)は「あっという間だったが、すばらしかった。時速260キロメートルは流れるような感じで、揺れも少なく快適だった」と声を弾ませた。
 千葉県から妻と娘、孫の4人で参加した中森省吾さん(57)は「乗り心地が良いし、最新型のトイレもきれいだった」と話した。
 北海道新幹線は東京―新函館北斗間を最短4時間2分で結ぶ。在来線に乗り換えると東京―函館の所要時間は4時間半ほど。試乗会は14日まで計5回実施し、合計3000人が参加する予定。
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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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