NO.1043
小本駅の名称を16年から「岩泉小本駅」に変更へ/三陸鉄道
三陸鉄道(宮古市)は、北リアス線・小本(おもと)駅(岩泉町)の名称を「岩泉小本駅」に変更する方針を固めた。町が同駅東側に建設中で、2016年1月にオープン予定の「津波防災避難施設」の使用開始に合わせて実施する。三鉄の駅名変更は2009年7月の恋し浜駅(大船渡市、旧称・小石浜)以来だが、観光客に町名のアピール効果も期待されている。
駅名変更は、14年4月のJR岩泉線(茂市-岩泉間38.4km)の廃止に伴い駅名から「岩泉」の名称が消え、同町内で小本駅が唯一の鉄道駅となったことを受けたもので、町は小本地区の住民と意見交換し、6月に三鉄に駅名変更を打診していた。
減収が見込まれ10月から消費税引上げ分を運賃に転嫁/若桜鉄道
若桜鉄道は、鉄道旅客運賃について10月から、これまで見送ってきた消費税率引上げ分の値上げを実施する。同社は2014年4月の消費税引上げに際し、実際の運賃は引上げ前の運賃を維持していた。しかし、15年度から八頭中学校のスクールバス輸送の開始などで利用者が減少し、収入の大幅な減少が見込まれるところから運賃を変更することにした。
普通旅客運賃は消費税引上げ分を上乗せし、円単位を四捨五入して10円単位の金額にする。これにより、ほぼ全ての距離帯で10円の値上げになるが、1km以内の区間(郡家-八頭高校前)は現行の100円を据え置き、同区間の通勤・通学定期運賃も変更されないという。
JR山田線(宮古-釜石間)の復旧・譲渡へ協定/沿線自治体など
東日本大震災で被災し運休中のJR山田線・宮古-釜石間(55.4km)の復旧について、JR東日本と沿線自治体、移管先となる第三セクター・三陸鉄道は31日、全線一括復旧による開業を基本方針とすることや、JR宮古駅の宮古市への譲渡を盛り込んだ協定を締結する。釜石駅は、JR釜石線を走るSL銀河の運行管理の関係で、駅舎などはJRが引き続き管理するという。
協定には、今年2月に結んだ基本合意書に基づき、全線一括開業を基軸とすること、鉄道施設の自治体への無償提供が明記される。開業時期はJR東が示した2018年度末を目指して協議が進められる。JRと三鉄が乗り入れるJR宮古駅は、駅舎や線路の大部分が市へ無償譲渡され、三鉄が維持管理する考え。同社は三鉄宮古駅の機能を隣接するJRの駅舎へ一本化する予定としている。
水素燃料バスを100台以上導入目指し実証実験を開始/東京都
東京都は、水素を燃料とする燃料電池バスの実証実験を都心や臨海地域で始めた。渋滞や頻繁な車線変更など、大都市特有の条件下でのデータを集め、車内が混雑した状態で、真夏に渋滞の多いコースを走行した場合の燃費なども調べ、車内温度や騒音も測定して、実験結果は自動車メーカーの車両開発に生かすとしている。
燃料電池バスは2016年度にも発売予定で、都は都バスに導入するほか、都内で20年までに民間を含め100台以上の導入を目標に掲げている。実験は、27~30日の4日間で、渋滞しやすい都心コース(延長40km)と臨海地域コース(同56km)について各2回ずつ走行するという。
留萌線の留萌-増毛間を来秋にも廃止へ地元と協議へ/JR北海道
JR北海道が廃止を検討している留萌線(深川-増毛間)のうち、留萌-増毛間(16.7km)を早ければ2016年秋にも廃止する方向で、8月上旬にも留萌市と留萌管内増毛町に対し正式に協議を申し入れる。
同区間は冬期間、雪崩や大雪のために運休することが多く、14年度の1km当たり1日平均利用者数が全道で3番目に少ない留萌線の中でも、留萌-増毛間は特に少ないのが実情。JRは15年3月期の営業赤字が過去最大になるなど経営環境の厳しさが増していて、経営のスリム化を急いでいる。
電車の初乗り運賃を10月から120円に値上げへ/遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市)は、10月からの路線バスの値上げに合わせ、鉄道運賃も値上げすることを決めた。ともに初乗り運賃は20
円増の120円となる。消費税増税に伴う運賃改定を除き、収支改善を目的とした値上げは、路線バスは20年ぶり、鉄道は32年ぶりとなる。
鉄道(新浜松-西鹿島間)は、1997年4月の消費税増税で初乗りを10円増の120円としたが、利用促進を目的に98年7月に100円に引き下げた。しかし、利用減に歯止めがかからず経営が厳しさを増しているため、再び値上げすることにしたもの。
路線バス7600台リコール 日野自といすゞ
日野自動車といすゞ自動車は31日、走行中に乗降扉が開く恐れがあるとして、路線バス用車両「日野ブルーリボン2」「いすゞエルガ」など5車種、計7691台(1994年7月~2015年7月生産)のリコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、バス前方の乗降扉で回転部の部品を固定するピンに亀裂が生じ破損、走行中に扉が開いたり、運転席での開閉操作ができなくなったりする恐れがある。
三陸鉄道(宮古市)は、北リアス線・小本(おもと)駅(岩泉町)の名称を「岩泉小本駅」に変更する方針を固めた。町が同駅東側に建設中で、2016年1月にオープン予定の「津波防災避難施設」の使用開始に合わせて実施する。三鉄の駅名変更は2009年7月の恋し浜駅(大船渡市、旧称・小石浜)以来だが、観光客に町名のアピール効果も期待されている。
駅名変更は、14年4月のJR岩泉線(茂市-岩泉間38.4km)の廃止に伴い駅名から「岩泉」の名称が消え、同町内で小本駅が唯一の鉄道駅となったことを受けたもので、町は小本地区の住民と意見交換し、6月に三鉄に駅名変更を打診していた。
減収が見込まれ10月から消費税引上げ分を運賃に転嫁/若桜鉄道
若桜鉄道は、鉄道旅客運賃について10月から、これまで見送ってきた消費税率引上げ分の値上げを実施する。同社は2014年4月の消費税引上げに際し、実際の運賃は引上げ前の運賃を維持していた。しかし、15年度から八頭中学校のスクールバス輸送の開始などで利用者が減少し、収入の大幅な減少が見込まれるところから運賃を変更することにした。
普通旅客運賃は消費税引上げ分を上乗せし、円単位を四捨五入して10円単位の金額にする。これにより、ほぼ全ての距離帯で10円の値上げになるが、1km以内の区間(郡家-八頭高校前)は現行の100円を据え置き、同区間の通勤・通学定期運賃も変更されないという。
JR山田線(宮古-釜石間)の復旧・譲渡へ協定/沿線自治体など
東日本大震災で被災し運休中のJR山田線・宮古-釜石間(55.4km)の復旧について、JR東日本と沿線自治体、移管先となる第三セクター・三陸鉄道は31日、全線一括復旧による開業を基本方針とすることや、JR宮古駅の宮古市への譲渡を盛り込んだ協定を締結する。釜石駅は、JR釜石線を走るSL銀河の運行管理の関係で、駅舎などはJRが引き続き管理するという。
協定には、今年2月に結んだ基本合意書に基づき、全線一括開業を基軸とすること、鉄道施設の自治体への無償提供が明記される。開業時期はJR東が示した2018年度末を目指して協議が進められる。JRと三鉄が乗り入れるJR宮古駅は、駅舎や線路の大部分が市へ無償譲渡され、三鉄が維持管理する考え。同社は三鉄宮古駅の機能を隣接するJRの駅舎へ一本化する予定としている。
水素燃料バスを100台以上導入目指し実証実験を開始/東京都
東京都は、水素を燃料とする燃料電池バスの実証実験を都心や臨海地域で始めた。渋滞や頻繁な車線変更など、大都市特有の条件下でのデータを集め、車内が混雑した状態で、真夏に渋滞の多いコースを走行した場合の燃費なども調べ、車内温度や騒音も測定して、実験結果は自動車メーカーの車両開発に生かすとしている。
燃料電池バスは2016年度にも発売予定で、都は都バスに導入するほか、都内で20年までに民間を含め100台以上の導入を目標に掲げている。実験は、27~30日の4日間で、渋滞しやすい都心コース(延長40km)と臨海地域コース(同56km)について各2回ずつ走行するという。
留萌線の留萌-増毛間を来秋にも廃止へ地元と協議へ/JR北海道
JR北海道が廃止を検討している留萌線(深川-増毛間)のうち、留萌-増毛間(16.7km)を早ければ2016年秋にも廃止する方向で、8月上旬にも留萌市と留萌管内増毛町に対し正式に協議を申し入れる。
同区間は冬期間、雪崩や大雪のために運休することが多く、14年度の1km当たり1日平均利用者数が全道で3番目に少ない留萌線の中でも、留萌-増毛間は特に少ないのが実情。JRは15年3月期の営業赤字が過去最大になるなど経営環境の厳しさが増していて、経営のスリム化を急いでいる。
電車の初乗り運賃を10月から120円に値上げへ/遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市)は、10月からの路線バスの値上げに合わせ、鉄道運賃も値上げすることを決めた。ともに初乗り運賃は20
円増の120円となる。消費税増税に伴う運賃改定を除き、収支改善を目的とした値上げは、路線バスは20年ぶり、鉄道は32年ぶりとなる。
鉄道(新浜松-西鹿島間)は、1997年4月の消費税増税で初乗りを10円増の120円としたが、利用促進を目的に98年7月に100円に引き下げた。しかし、利用減に歯止めがかからず経営が厳しさを増しているため、再び値上げすることにしたもの。
路線バス7600台リコール 日野自といすゞ
日野自動車といすゞ自動車は31日、走行中に乗降扉が開く恐れがあるとして、路線バス用車両「日野ブルーリボン2」「いすゞエルガ」など5車種、計7691台(1994年7月~2015年7月生産)のリコールを国土交通省に届けた。
国交省によると、バス前方の乗降扉で回転部の部品を固定するピンに亀裂が生じ破損、走行中に扉が開いたり、運転席での開閉操作ができなくなったりする恐れがある。
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