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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2014/07/03

NO.934 全国バス事業第23回労使懇談会

交通労連軌道バス部会は七月二~四日の日程で、

第二十三回目となる労使懇談会を広島市「ホテルグランヴィア」で開いた



 企業側二十三社、労働側二十一労組、約九十人が参加した懇談会は、清水副部会長の開会あいさつで始まり、次いで、使用者側を代表して、地元の広島交通㈱の前代表取締役社長があいさつ。



 「今年で二十三回という歴史ある労使懇談会が、広島の地で開催されることに感謝を申し上げたい」と述べたあと、「今回のテーマは、運転者不足と貸切バスの新運賃・料金制度の問題と二つのテーマに絞っての論議となっている。厳しい現状を乗り越えていくため、労使がともに力を合わせ、英知と知恵を出し合い、産業の活性化、発展に向けて、本日の懇談会が有意義なものとなるよう期待したい」と述べた。



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 これを受けて、労働側を代表して古庄部会長は、「バス産業は言うまでもなく、いまだ非常に厳しい状況にある。本年七月から貸切バスの新運賃・料金制度がスタートしたが、ルールを逸脱した旅行業者がいる。また運転者不足も喫緊の課題だ。本日も論議のテーマとしてるが、全体で協議し、諸課題解決に向けて、どうすべきが論議を深めたい。最後に、本日の労使懇で多くの意見・要望をいただき、労使でともに取り組むべき課題を模索したい」と挨拶した。


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続いて、日本バス協会の船戸常務理事があいさつ。
「交通労連さんのこの労使懇談会は、非常に有意義なものと思っている。やはり、課題解決のためには、労使が一体となってすべきことである。バス協会としても、今後とも協力して取り組んでいきたい」と述べた。
次いで、労連本部の縄野書記長が「輸送人員の減少、燃料高騰、運転者不足など課題は山積してるが、テーマに掲げている、魅力あるバス事業をめざして、活発な論議をしていただき、有意義な懇談会にしていただきたい」と述べた。


引き続き、懇談会のテーマに沿って、労連の政策顧問である早稲田大学の戸崎教授から講演を受けた。
 講演で戸崎顧問は、「競争政策が打ち出されているが、確かに競争は必要だが、ルールのない競争では安全は守れない。しっかりとした安全確保のための社会的規制が必要だ」と述べたあと、「今後迎える高齢化社会への対応、運転者不足など課題は多くあるが、昨年成立した交通政策基本法の今後の基本計画策定段階において、いかに労働組合の思いを入れ込めるか、現場の声をいかにとりこめるかが課題となる。合わせて、業界として情報化投資の重要性、業界のイメージアップ、新たな需要の掘り起こしなど取り組まなければならないz」と述べた。



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休憩を挟んだあと、鎌田事務局長は、この一年間の部会の取り組みと、二〇一五年度の部会の政策要求について説明。
合わせて、委員として参画した「貸切バスの運賃・料金制度のワーキンググループ」や「バス運転者の確保及び育成に向けた検討会」のとりまとめについてもふれ、「導入された貸切バスの運賃・料金制度であるが、一部の旅行業者が、手数料とは別に、協力金という名目で全体の運賃における%とは別に、別途%をかけている。周知徹底の問題もさることながら、これでは何のために制度を改めたのか、意味がなくなる。制度改正は、これまで示されていた公示運賃の枠内における届出運賃を収受できていないこと、下限運賃の幅が広く運賃ダンピングが頻繁に行われ適正運賃が収受できていないこと、こうしたことが全体的に貸切バス業界を蝕み、産業として成り立たなくなってきていることを踏まえ、安全コスト反映、魅力ある業界にするため人件費比率の引上げ、運賃ダンピングの根幹にあった制度自体そのものの見直しを行ったのである。にもかかわらず、WGのメンバーである旅行業者がしているとは開いた口が塞がらない。早急に観光庁と連携し、ルールを守らない旅行業者に対しに対策を講じなければならない。そうしないと、業界は何も変わらない」と述べた後、「運転者不足の問題も検討されたが、全体的には『事業者さんもっと頑張って』的な内容で、特に具体案は示されなかった。示して欲しかったのは、二種免許取得に際する補助制度である。従前から要請していたが、二種免許を所有していない人材を採用し自社で費用を負担している事業者は多い。こうした事業者に対する措置を講じてもらいたかったが、自社の制度充実に留まった。現状の収支状況の中で、全ての事業者ができる状況にはない。だからこそ、国としての制度が必要なのである。厚労省の制度もあるが、年齢や企業規模で制約されており、年齢層が高い業界としては活用となると不具合も生じているのが現状だ」と述べた。
 次いで、国土交通省自動車局の瓦林課長は、「北陸道高速バス事故や名神高速道バス事故を踏まえた対応、安心・安全プランの進捗状況、貸切バスの新運賃・料金制度、運転者不足への対応、そして、地域公共交通活性化再生法などについて説明。
 これに対し、①離島における新運賃・料金制度の不具合②ノンステップバス車両購入における道路管理者との対応③旅行業者との契約における問題④貸切バスの新運賃・料金制度を守らない事業者に対する監査のあり方⑤インバウンド対策⑥法令順守⑦運転者の健康に起因する事故へに対応⑧監査体制のあり方―などについて意見が出され、それに対し瓦林課長が答弁し、「いずれにしても、様々な課題が山積しているが、今後とも企業側、また労働組合側から現場の声を聞かせていただき、われわれの行政施策に反映させていきたい」と述べた。



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引き続き、日本バス協会の船戸常務理事は、バス事業の現状についてふれたあと、①消費税増税の対応②貸切バスの新運賃・料金制度③運転者の健康に起因する事故防止④交通政策基本法⑤補助制度⑥運転者不足への対応⑦貸切バスの評価認定制度―など、現在取り組んでいる重点課題について説明した。
  


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これらの報告・講演を受けて、全体で意見交換を行った。そのなかで、参加された企業側からは事前に挙げたテーマに沿って(運転者の健康管理も含めた安全対策/貸切バスの新運賃・料金制度移行後の現状と課題)、「乗務員不足への対応(北海道中央バス)、健康診断の徹底(弘南バス)、睡眠時無呼吸対策(三八五バス)、健康診断の完全受診の実施、SAS対策(山交バス)、短時間労働者の採用、乗務員紹介制度(会津乗合自動車)、バス事業のイメージアップ対策(新潟交通)、ドラレコ・デジタコや睡眠計等のヘルスケア機器導入に向ける資金捻出対策や安全教育の徹底(頚城自動車)、貸切バスの新運賃・料金制度で、単価が持ち直している傾向にある(東洋バス)、運転者の健康状態(脳梗塞等)の把握は難しい(東都観光バス)、健康診断の内容の拡大(阪急観光バス)、改善基準の遵守と健康診断の完全実施、点呼時に健康状態確認(両備ホールディングス)、 将来的な運転手不足に対する対策、健康管理の徹底(サンデン交通)、SAS対策、全運転者対象にパルス検査またはフロー検査の実施を計画(一畑電鉄)、両備ホールディングスと同様の取り組み(岡山電気軌道)、運転時間等の管理強化、SASスクリーニング実施。これらの費用に対する助成措置を要請(九州産交バス・安全管理(西肥自動車)、新運賃・料金制度が適切に普及するよう周知・徹底を要請(祐徳自動車)、健康学習会の開催、インフルエンザ予防対策やSAS対策の実施(昭和バス)、短時間労働も含めた複数の勤務体系(広島交通)、などが出された。
 これ対して、バス協会の船戸常務理事が応えながら、さらに全体で九州産交観光・産交バス・九州産業交通ホールディングス)、雇用確保の対策(熊本都市バス)、運転者の健康管理対策、論議を行い有意義な懇談会となった。





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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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