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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2014/06/16

NO.930 第3回「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」フォローアップ会議

6月16日、
第3回となる 「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」フォローアップ会議が開かれた





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今回の議題は、

「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」に盛り込まれた措置の進捗状況の説明と、

前回会議で指摘された事項等について協議を行った



はじめに、
北陸道での高速バス事故を受けて、
「運転者の体調急変に伴うバス事故を防止するための対策」をとりまとめ、全国のバス事業者に対して周知徹底を求める通達を発出、
GW期における高速バスの全国一斉点検を実施(4月24日、25日)について報告を受けた






とりわけ、
今回の事故における運転者に起因する対策について、
ソフト面とハード面におけるもの、
特に、
運転者の健康状態に起因する事案が増加していることを踏まえ、



運送の安全・安心の確保に万全を期すため、「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」の改訂を行った





ハード面では、

大型バスへの衝突被害軽減ブレーキの普及、
運転者の体調異常を検知し警報するシステムの普及を進めていくとした



さらに今後は、
改善基準告示等に係る運用実態調査を行うことを確認した


主な内容は以下の通りである




● 運用実態調査の内容(案)
調査内容・スケジュールについて(概要)

○ 休息期間の確保状況(睡眠の確保状況等)に関する調査
○ 休憩時間の確保状況(休憩中の旅客対応等の有無等)に関する調査
○ 休日出勤の状況に関する調査
○ 昼夜混在勤務の状況に関する調査
○ 事業モード(路線乗合、高速乗合、貸切等)別混在勤務の状況に関する調査
○ 運転者の特性や状況(高齢者や初任者、持病を抱えている者、特に連続勤務にある者など)に応じた勤務体系の設定に関する調査
○ その他運用実態を把握する上で必要な調査等


● 運用実態調査のスケジュール

① 運用実態調査の内容(案)を第3回「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」に報告を行い、有識者・業界団体等の意見も踏まえながら調査内容を決定する。【本年6月中旬予定】
② 各地方運輸局、日本バス協会等の協力を得ながら、事業者ヒアリング調査(約50者)、運転者アンケート調査(約250人)を実施する【本年7月~8月実施予定】。
③ ヒアリング・アンケート結果を第4回会議に報告し、有識者・業界団体等の意見も踏まえながら、事業者に対する基準の設定主旨の周知徹底、法令違反ではないものの設定主旨にそぐわない運用を行っている事業者に対する改善指導の実施等を含め、過労運転防止について実効性向上を図るための必要な措置を講ずる【本年9~10月予定】。






ここでは、

運転者の健康管理について意見を述べた


「ソフ・トハード面の対策があるが、どんな新車を導入しようとも、どんな機器を入れようとも、運転するのは生身の人間である。事故は正直なくならない。人間は機械ではないので、ヒューマンエラーは存在する。ただ、重大事故に繋がらないよう、未然に防げるのもヒューマンエラーである。難しい問題は、報告すると乗務から外され、給与がもらえなくなる。あるいは配置替えを余儀なくされると思う運転者、本人が問題ないといえば、人手不足故に運行させる事業者、こうした問題もある。人の命は秤にかけられないが、自分が無理することで、多くの人命が奪われる。ここは事業者も、精密検査の要請をする勇気、運転者も申し出る勇気が必要。ただ、費用がかかるので、健康管理も十分な安全対策であるとの観点から助成措置を検討してほしい」











「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」に盛り込まれた措置の進捗状況では、



今後の取り組みとして、

貸切バス事業者に対する安全管理規程及び安全統括管理者の選任の届出の義務づけについて、届出を行っていない事業者があることから、このような事業者を中心に、夏の多客期前に集中的に未届け事業者等に対する集中監査の実施監査を実施するとして、

集中監査実施期間を6月から7月まで、
対象事業者は安全管理規程及び安全統括管理者の未届け事業者等で行う








ここでは、
利用者(特に学校)への周知・徹底と、

検討されている「荷主勧告制度」の問題を提起した。

トラック業界にはすでに存在しているが、
一度も発令されていない

理由は簡単である
(荷主・旅行業者>事業者  言ったら次から仕事がこない)



その猿真似では効果はなく、
実効性ある制度にしなければならない








新たな貸切バスの運賃・料金制度では、

貸切バスの運賃・料金事前届出違反に対する処分基準の見直しについて、
一般貸切旅客自動車運送事業(貸切バス)における運賃料金の届出違反に対する処分基準を、一般乗用旅客自動車運送事業(タクシー)における料金届出違反に対する処分基準と合わせる方向で改正するとした

初違反:警告→20日車の車両使用停止
再違反:10日車の車両使用停止→40日車の車両使用停止







ほかでは、
ブログでも指摘してきたが、

「運賃・料金が上がった部分を利用者に説明せず、上がった部分について事業者に対して、協力金という名目で全体の運賃における%とは別に、そこにも%をかけている旅行業者がいる。これでは何のために制度を構築したのか意味がない
。早急に観光庁と連携した対策が必要だ」




この点について意見を述べた








前回会議の指摘事項等については、



交替運転者の配置基準に関する効果と課題で、
全国の高速乗合バス、貸切バス事業者(20事業者程度)の運行管理者、運転者等から、交替運転者の配置基準による効果と課題に関する聞き取り調査を実施した内容が説明された




事業者側(運行管理者等)の意見としては、


○ 配置基準による効果

􀂾 新たな基準が策定されたことにより、乗務員の疲労度、過労運転防止に一定の効果が出てきている。(乗務中の体調報告により) 乗務員の体調管理等について把握しやすくなった。
􀂾 旅行業者、ツアー客からも配置基準を遵守するよう指摘されることが増えてきた。
􀂾 旅客の行程管理が改善され、運転時間や実車距離が短縮された。
􀂾 以前から法令よりも厳しい社内規定を定めていたが、法的後ろ盾がないために乗客等から不平不満が散見された。配置基準が設定されたことにより、法的根拠を示して明確な説明を行うことが可能となった。
􀂾 配置基準が策定されたことを契機として、休憩毎に営業所への体調報告を求める等のより厳しい社内ルールを設けた。
􀂾 従来から自社でより厳しい基準を設定してきたため、配置基準による影響は特に生じていない。



○配置基準の課題
􀂾 旅客から休憩時間を切り上げて早く出発するよう指摘されることが多く、配置基準の更なる周知徹底が必要であると考えている。特に夜行便の旅客からは、(高速道路における連続運転時間概ね2時間に関して) 高速道路での休憩が多く、睡眠の妨げになるという意見もある。
􀂾 高速道路における連続運転時間が短縮されたことにより、他社も含めて休憩場所が限定されるため、SAやPAが混雑している事例が生じている。
􀂾 ワンマン運行の運転時間・実車距離の規制により運転者の人材不足問題にも影響を及ぼす可能性がある。
􀂾 ツーマン運行に変更したことによって、料金設定が高くなっている事例もある。
􀂾 改善基準告示に加えて配置基準が策定されたことにより、運行計画の設定にあたり運行管理者の業務量が増加した。










運転者側の意見としては、


○ 配置基準による効果
􀂾 一日当たりの運転時間、走行距離の上限が設定され、運転者の負担軽減に繋がっている。また、プライベートの時間が増えたことにより精神的にも楽になったと考えている。
􀂾 配置基準の策定により法令遵守の意識が職場全体で定着したと感じている。
􀂾 休憩場所や休憩時間が運行指示書により明確に指示されるようになったため、以前より休憩がとりやすくなった。
􀂾 (乗務中の体調報告に関して) 体調だけでなく道路状況や事故情報などの確認が行えるため効果的だと考えている。
􀂾 (デジタル式運行記録計の義務化に関して) 速度超過、急発進・急減速などが詳細なデータとして示されるため、運行データを用いた適確な指導を受けることで、自己分析・反省を行うなど丁寧な運転に繋がると考えている。
􀂾 配置基準の策定前から社内でより厳しい基準が設定されていたため今回の基準について特に違和感等はない



○配置基準の課題

􀂾 運転時間や休憩時間を常に意識しながら運転する必要があるので、精神的に疲労を感じることもある。
􀂾 実車運行の開始後間もない時間帯に休憩をとらなければならないなど、走りづらくなった側面もある。
􀂾 (連続運転時間の基準に関して) 特に運行が遅れている場合には、休憩時間についての旅客に対する理解が得にくい場面がある。
􀂾 運転者の年齢や運転当日の体調等によっても疲労の程度が異なるので、もう少し弾力的な基準に変更してほしい。
􀂾 デジタル式運行記録計の義務化により丁寧な運転が行われるようになったと思うが、一方で常に同記録計の評価を意識するようになりプレッシャーに感じることがある。
􀂾 基本給が低く乗務手当が高いという乗務員給与の特性上、仕事量の制限により収入が減少する事例があり、乗務員の中には基準の緩和を求める者も少なくない。
􀂾 未だに基準を知らない添乗員もいるので、配置基準の更なる周知徹底が必要。









こうした状況を踏まえて、



交替運転者の配置基準の設定による運行実態調査を行うとした



内容は、





◎配置基準適用以降の運行実態把握→貸切バス事業者のワンマン運行による日帰りツアーの運行実態調査の実施



◎ワンマン運行限界地域の抽出→配置基準適用後にワンマン運行を見合わせている地域の中で、ワンマン運行が実施可能と考えられる地域とその観光地をリストアップ



◎実証実験の実施→抽出された地域・観光地の事例について、実際にワンマン運行が可能かどうか実証実験を実施



◎調査結果のとりまとめ・公表→運行実態調査や実証実験の結果等についてとりまとめ、プランフォローアップ会議に報告の後に公表


これにより、




貸切バス業界・旅行業界・メディアに対して、ワンマン運行が可能なエリアの「見える化」を行い、ワンマン運行による日帰りツアーが実施可能な地域・観光地を広くアピールしていくとした







また、

バス協会からは、

棚上げになっている「参入規制の見直し」について提起された



これも重要な問題であるが、

実態はなかなか進んでいない



しかし、
早急に取り組まなければならない課題のひとつである


この件に関しても意見を述べ、
さらにインバウンドの問題等も指摘した





質問した意見等には、

「検討していく」


と答弁されたが、


いつまでも検討だけでは拉致があかない



しっかりとやってもらいたいものである






今週の木曜日には、
「第3回バスの運転者確保及び育成に向けた検討会」が開かれる


取り組むべき課題は山積しているが、
ひとつ一つクリアして業界を正常化&清浄化していかないといけない
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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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