NO.911
井原線の13年度利用客の伸びが開業以来最大に/井原鉄道
第三セクター・井原鉄道(井原市)の発表によると、井原線の2013年度の利用客数は109万8368人(前年度比9.6%増)となり、沿線の路線バスが廃止・減便された影響で、伸び幅は1999年の開業以来、最大となった。3月には消費税増税前の定期券の駆込み購入もあり、運輸収入も5.8%増の2億9995万円だった。
利用客数の内訳は、定期客が71万1960人(同9.9%増)、定期券を除く一般客が38万6408人(同9.1%増)だった。定期客のうち通学は40万3200人(同12.6%増)、通勤は30万8760人(同6.5%増)となっていて、路線バスを運行していた井笠鉄道(笠岡市)が12年10月に経営破綻し、井原線と競合していたバスの岡山・矢掛-倉敷間が廃止、井原-福山間が大幅減便となったため、通勤・通学客を中心にシフトしたとみられる。一般客も、12年度に値引きした休日乗り放題切符の販売が2万2650枚(同24.2%増)と好調だった。
土佐電鉄と高知県交通の統合検討を決定/高知県などの検討会
土佐電気鉄道(高知市)の前社長らが辞任したことなどを契機に高知県などが設置した「中央地域公共交通再構築検討会」はこのほど、同社とバス運行の高知県交通(同)を統合する方向で検討することを決めた。採択した統合案は路面電車やバス事業などを引き継ぐ新会社を設立、2社は特別清算することなどが柱となっている。
2社は合わせて34億9千万円の実質債務超過の状態で、長短借入金の額は75億円に上るという。このため、再建案は2社から事業継続に必要な資産などを分離して、設立する新会社へ金融支援などを求める私的整理での再生を目指すことになる。メーンバンクの四国銀行など金融機関に対しては26~28億円の債権放棄を求めている。また、高知県や高知市など自治体には新会社への10億円の出資を提示し、このほか中山間地域のバス路線などについては路線維持のための補助制度見直しも提案している。
ミス隠し「遠足中止」手紙、JTB元社員を逮捕
旅行会社「JTB中部」(名古屋市中村区)の男性社員が岐阜県立東濃高校(御嵩みたけ町)の遠足バスの手配を忘れ、自殺をほのめかして遠足中止を求める手紙を高校側に届けた問題で、岐阜県警は5日、名古屋市千種区朝岡町、元同社社員城谷慧さとし容疑者(30)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。
同社は同日、城谷容疑者を懲戒解雇とした。
県警の発表によると、城谷容疑者は同校が予定していた遠足を中止させようと計画。生徒を装い自殺をほのめかす手紙を作成し、4月24日、手紙を拾ったふりをして同校に届け、同校の教員らに全校生徒の安否確認を行わせ、通常業務を妨害した疑い。城谷容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
同校は城谷容疑者の手紙を受けた同日、全校生徒317人に電話で安否確認を行い、25日の遠足を予定通り実施することを決めた。しかし、当日、バスが来なかったため、遠足を5月8日に延期した。
第三セクター・井原鉄道(井原市)の発表によると、井原線の2013年度の利用客数は109万8368人(前年度比9.6%増)となり、沿線の路線バスが廃止・減便された影響で、伸び幅は1999年の開業以来、最大となった。3月には消費税増税前の定期券の駆込み購入もあり、運輸収入も5.8%増の2億9995万円だった。
利用客数の内訳は、定期客が71万1960人(同9.9%増)、定期券を除く一般客が38万6408人(同9.1%増)だった。定期客のうち通学は40万3200人(同12.6%増)、通勤は30万8760人(同6.5%増)となっていて、路線バスを運行していた井笠鉄道(笠岡市)が12年10月に経営破綻し、井原線と競合していたバスの岡山・矢掛-倉敷間が廃止、井原-福山間が大幅減便となったため、通勤・通学客を中心にシフトしたとみられる。一般客も、12年度に値引きした休日乗り放題切符の販売が2万2650枚(同24.2%増)と好調だった。
土佐電鉄と高知県交通の統合検討を決定/高知県などの検討会
土佐電気鉄道(高知市)の前社長らが辞任したことなどを契機に高知県などが設置した「中央地域公共交通再構築検討会」はこのほど、同社とバス運行の高知県交通(同)を統合する方向で検討することを決めた。採択した統合案は路面電車やバス事業などを引き継ぐ新会社を設立、2社は特別清算することなどが柱となっている。
2社は合わせて34億9千万円の実質債務超過の状態で、長短借入金の額は75億円に上るという。このため、再建案は2社から事業継続に必要な資産などを分離して、設立する新会社へ金融支援などを求める私的整理での再生を目指すことになる。メーンバンクの四国銀行など金融機関に対しては26~28億円の債権放棄を求めている。また、高知県や高知市など自治体には新会社への10億円の出資を提示し、このほか中山間地域のバス路線などについては路線維持のための補助制度見直しも提案している。
ミス隠し「遠足中止」手紙、JTB元社員を逮捕
旅行会社「JTB中部」(名古屋市中村区)の男性社員が岐阜県立東濃高校(御嵩みたけ町)の遠足バスの手配を忘れ、自殺をほのめかして遠足中止を求める手紙を高校側に届けた問題で、岐阜県警は5日、名古屋市千種区朝岡町、元同社社員城谷慧さとし容疑者(30)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。
同社は同日、城谷容疑者を懲戒解雇とした。
県警の発表によると、城谷容疑者は同校が予定していた遠足を中止させようと計画。生徒を装い自殺をほのめかす手紙を作成し、4月24日、手紙を拾ったふりをして同校に届け、同校の教員らに全校生徒の安否確認を行わせ、通常業務を妨害した疑い。城谷容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
同校は城谷容疑者の手紙を受けた同日、全校生徒317人に電話で安否確認を行い、25日の遠足を予定通り実施することを決めた。しかし、当日、バスが来なかったため、遠足を5月8日に延期した。
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