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交通労連 軌道バス部会

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2014/03/31

NO.895

線路幅762ミリの鉄道、もうすぐ100周年



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「めがね橋」を通過する電車。100周年を記念して3両が「三重交通」時代の色に塗り替えられた(三重県いなべ市で)
 三重県を走る三岐鉄道・北勢線が4月5日に開業100周年を迎える。
 乗客の減少で廃線の危機に見舞われたが、沿線自治体の財政支援を受けて存続が決まり、通勤、通学客やお年寄りを乗せて走り続けている。同社などは「100周年祭」で節目の年を祝うが、厳しい経営状態は変わらない。北勢線の歴史を振り返るとともに、課題を探った。
 「公共交通機関としての役割は終わった」。1965年に北勢線の経営を引き継いだ近鉄は2000年、利用客の減少を理由に廃線を表明した。同線は、地元の有力者らが1912年、北勢鉄道を設立したのが始まりだった。75年度に年間乗客数はピークの597万人に達したが、その後は自動車の普及などで減少を続けていた。
 近鉄の廃線表明に、地元ではすぐに存続運動が始まった。阿下喜駅近くに住む安藤たみよさん(52)は「阿下喜駅を残す会」を設立。当時、娘が桑名市の高校に進学を希望しており、「バス通学になれば定期代が4倍以上になる」と存続を訴えた。同じように地方鉄道の廃線の危機に直面する他県の住民団体と交流を重ねるうち、廃線はまちの衰退につながることに気づいた。
 住民運動もあって、沿線の桑名、いなべ市、東員町が03年度から10年間、計53億2000万円を支援する条件で、三岐鉄道が北勢線の経営を引き継ぐことになった。
 しかし、廃線の危機が去ると、地元で利用を呼びかける声も聞かれなくなったという。安藤さんは「まちの発展を願い、地元がお金を出し合って鉄道を敷設した100年前の原点に戻るべき。将来にわたって鉄道が残る保証はなく、沿線住民が存続に向けてもっと努力をしなければ」と危機感を持っている。
 当初、3市町による財政支援は12年度までで、13年度以降は三岐鉄道が自主運行することになっていたが、黒字化のめどは立たず、3年間の追加支援が決まった。
 東員町に昨秋開業した「イオンモール東員」の効果で、今年度の乗客数は前年度より5万人多い240万人以上が見込まれるなど、好材料もある。ただ、収支均衡には最低でも年間270万人の乗客が必要で、現状では達成できそうもない。種村尚孝専務は「16年度以降も引き続き支援してもらわなけば、経営は難しい」と訴える。
 こうした状況に、いなべ市の日沖靖市長は「公共交通として残すことが最優先。財政援助はやむを得ない」と理解を示すが、東員町の水谷俊郎町長は「将来的には赤字補填ほてんではなく、利用促進の支援に切り替える必要がある」と指摘。支援のあり方について問題提起する考えで、沿線市町の足並みはそろっていない。(小野孝夫)















50年前に製造されたドイツ製車両を来月から運行/福井鉄道






 福井鉄道は4月12日から、福武線の一部区間で50年前に製造されたドイツ製車両を「レトラム」と愛称を付けて運行する。運行は土日祝日限定で、田原町(福井市)-赤十字前(同)間の計3.3kmを1日4往復する計画という。
 車両は1965年に製造され、ドイツのシュツットガルト市で約25年間走った後、90年に高知県の土佐電鉄が購入し、約15年間運行した後に保管していた。昨年12月に福井鉄道が県の助成を受けて購入した。ドイツの路面電車では一般的だった白と黄のツートンカラーが特徴で、ドイツ語の広告や内装をそのまま修復しているため、乗客はレトロな雰囲気を味わえる。













信楽高原鉄道の運転再開に向けて雲井駅の周辺で植樹/沿線住民






 信楽高原鉄道(SKR)の雲井駅周辺の住民らでつくる「雲井の駅を守る会」が、このほど同駅の線路沿いにツツジやアジサイなどを植樹した。約100人が参加し、駅舎前の線路沿いでツツジ300本、アジサイ150本とサクラ2本の苗木を植え、運転再開を待ち望んでいる。
 同鉄道は、昨年9月の台風被害で全面運休になり、現在、12月の運転再開に向けて実際に車両を走らせ線路の異常がないかを確かめる点検運行を始めている。同会は全面運休となって以降も駅周辺の草刈りやゴミ拾いなどを継続してきた。














盛岡・青山駅に本社移転、南口に複合施設/IGRいわて銀河鉄道






 IGRいわて銀河鉄道は、青山駅(盛岡市)に南口(仮称)を新設して本社を移転することを決めた。駅、本社機能、関連事業店舗の複合型施設として、2014年度に建設に着手し、15年6月頃の利用開始を目指す。鉄道利用者の利便性を向上させるほか、本社業務の効率化と災害対応などの迅速化を図るのが狙い。
 施設は青山駅南西側の土地約980平方メートルを購入し、3階建て(延べ床面積約900平方メートル)で建設する。1階は改札、待合室、物販店舗、飲食店や、観光、不動産窓口を設ける青山駅南口とし、本社機能は2、3階に移転する。また、敷地内に100台程度の駐輪場も整備する。














三陸鉄道北リアス線、初めて住民参加の避難訓練







 三陸鉄道北リアス線田野畑―小本駅間で29日、沿線住民向けに試乗会と避難訓練が行われた。
 住民参加の避難訓練は同線では初めてで、29人が線路上を歩いて避難した。
 訓練は震度5強の地震が発生し、大津波警報が発令された想定で実施された。列車は田野畑駅近くのトンネル内で緊急停車。運転士の指示で、乗客は非常用はしごを使って車外に降り、高台に向かった。避難完了まで23分かかった。
 参加した岩手県岩泉町岩泉の作業療法士(31)は「訓練を経験できて良かったが、子どもと一緒に線路を歩くのは大変だった」と話していた。
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