NO.894
市バス運転手に退職金過払い、248万返還命令
徳島市が、元市バス運転手の男性に正規の金額よりも多くの退職金を支給したとして、過払い分の返還を求めた訴訟の判決が27日、徳島地裁であり、黒田豊裁判長は男性に約248万円の返還を命じた。
判決によると、男性は2012年12月に退職。本来なら約637万円の退職金を支給されるはずだったが、誤って約885万円が支払われた。男性は退職金はすべて生活費などに使ったと主張したが、黒田裁判長は退けた。
市交通局は「二度とこのようなことが起きないようにしたい」とした。
気仙沼線BRTに新車両
バス高速輸送システム(BRT)で暫定運行しているJR気仙沼線で26日、新型車両「観光型BRT」と「電気BRT」が報道陣に公開された。新型車両の運行は4月17日から。
観光型BRTには天窓が設けられているほか、座席後部がボックスシートになっており、景色を楽しめるようになっている。電気BRTは充電式のリチウムイオン電池を搭載し、ガソリンを使用しないため環境に優しい。いずれも同線に1台ずつ導入され、上下線で計8便が毎日運行する。
また、同日からは気仙沼駅のホームにBRTを直接乗り入れ、駅前の混雑の緩和につながると期待される。専用道も1キロ延伸され、総延長22・7キロとなる。
気仙沼BRT営業所の藤村伸一所長は「新型車両や駅構内への直接乗り入れにより、BRTの利便性は一層向上する」と話した。
豊前市100円バス本格運行

豊前市は、試験運行してきた市営の「100円バス」について、4月から土・日・祝日に本格運行する。関連の条例改正案が3月定例市議会で可決された。
市営バスは岩屋、轟(とどろ)、畑、櫛狩屋(くしがりや)の計4路線があり、通常の運賃は最大600円。2012年以降、1週間単位や土・日・祝日の数か月間単位で計3回の試験運行を実施し、乗客が20~30%増える一方、減収率も20~40%程度となる結果が出た。
今後も減収の影響をなくすのは難しいものの、沿線の観光施設などで利用客が増えていることや、高齢者の外出機会を増やす目的から本格運行に移行すべきと判断した。平日の100円バス運行は、民間タクシー業者への影響を考慮して導入しない予定だ。
100円バスでは、これまで大人1人につき同行の未就学児1人が無料だったが、議会側の意見を踏まえ、未就学児はすべて無料にすることも決まった。
市営バスは、民間バス会社の撤退に伴い、通勤や通学、買い物など市民の生活の足を確保するため、02年4月から運行している。
ATC利かせず速度超過、メトロとJR東が謝罪
東京メトロとJR東日本は28日、相互乗り入れしている千代田線代々木上原駅(東京都)からJR常磐線新松戸駅(千葉県)の区間で、制限速度に達するとブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)を作動させずに車両を運行していたと発表した。
JRの区間では時速45キロに制限されているポイントを時速70キロで通過するなど、2度の速度超過をしており、両社は「心配をかけ、おわびする」との謝罪コメントを出した。
両社によると、24日午前、東京メトロの男性運転士(57)が代々木上原駅を出発する際、ATCのスイッチを適切に操作せずに運行。乗務を引き継いだJR東の男性運転士(53)が、松戸駅(千葉県)の手前でATCが作動していなかったことに気付いたという。
JR北の新型レール計測機械
JR北海道は27日、レール計測データの改ざんの再発防止のために導入した新型の計測機械を報道陣に公開した。計測後にデータを書き換えられなくなり、作業量も軽減されるという。
計測機械は、東京のメーカーから約6300万円で18台を購入。列車の待機などに使う「副本線」のレール幅などの計測に使う。
データ改ざんは、保線担当社員が計測後にデータを記録したカードを事務所のパソコンで読み取り、パソコン上でデータ操作が行われた。新型の機械ではカードをパソコンに挿入するとデータが保護されるようになって、パソコン上での書き換えはできない。また、補修を必要とする値を超えたレール幅については、従来、社員が超過地点を抽出してパソコンで別の表にまとめていた。新型の機械では自動的に表が作成され、社員の負担が減る。
徳島市が、元市バス運転手の男性に正規の金額よりも多くの退職金を支給したとして、過払い分の返還を求めた訴訟の判決が27日、徳島地裁であり、黒田豊裁判長は男性に約248万円の返還を命じた。
判決によると、男性は2012年12月に退職。本来なら約637万円の退職金を支給されるはずだったが、誤って約885万円が支払われた。男性は退職金はすべて生活費などに使ったと主張したが、黒田裁判長は退けた。
市交通局は「二度とこのようなことが起きないようにしたい」とした。
気仙沼線BRTに新車両
バス高速輸送システム(BRT)で暫定運行しているJR気仙沼線で26日、新型車両「観光型BRT」と「電気BRT」が報道陣に公開された。新型車両の運行は4月17日から。
観光型BRTには天窓が設けられているほか、座席後部がボックスシートになっており、景色を楽しめるようになっている。電気BRTは充電式のリチウムイオン電池を搭載し、ガソリンを使用しないため環境に優しい。いずれも同線に1台ずつ導入され、上下線で計8便が毎日運行する。
また、同日からは気仙沼駅のホームにBRTを直接乗り入れ、駅前の混雑の緩和につながると期待される。専用道も1キロ延伸され、総延長22・7キロとなる。
気仙沼BRT営業所の藤村伸一所長は「新型車両や駅構内への直接乗り入れにより、BRTの利便性は一層向上する」と話した。
豊前市100円バス本格運行

豊前市は、試験運行してきた市営の「100円バス」について、4月から土・日・祝日に本格運行する。関連の条例改正案が3月定例市議会で可決された。
市営バスは岩屋、轟(とどろ)、畑、櫛狩屋(くしがりや)の計4路線があり、通常の運賃は最大600円。2012年以降、1週間単位や土・日・祝日の数か月間単位で計3回の試験運行を実施し、乗客が20~30%増える一方、減収率も20~40%程度となる結果が出た。
今後も減収の影響をなくすのは難しいものの、沿線の観光施設などで利用客が増えていることや、高齢者の外出機会を増やす目的から本格運行に移行すべきと判断した。平日の100円バス運行は、民間タクシー業者への影響を考慮して導入しない予定だ。
100円バスでは、これまで大人1人につき同行の未就学児1人が無料だったが、議会側の意見を踏まえ、未就学児はすべて無料にすることも決まった。
市営バスは、民間バス会社の撤退に伴い、通勤や通学、買い物など市民の生活の足を確保するため、02年4月から運行している。
ATC利かせず速度超過、メトロとJR東が謝罪
東京メトロとJR東日本は28日、相互乗り入れしている千代田線代々木上原駅(東京都)からJR常磐線新松戸駅(千葉県)の区間で、制限速度に達するとブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)を作動させずに車両を運行していたと発表した。
JRの区間では時速45キロに制限されているポイントを時速70キロで通過するなど、2度の速度超過をしており、両社は「心配をかけ、おわびする」との謝罪コメントを出した。
両社によると、24日午前、東京メトロの男性運転士(57)が代々木上原駅を出発する際、ATCのスイッチを適切に操作せずに運行。乗務を引き継いだJR東の男性運転士(53)が、松戸駅(千葉県)の手前でATCが作動していなかったことに気付いたという。
JR北の新型レール計測機械
JR北海道は27日、レール計測データの改ざんの再発防止のために導入した新型の計測機械を報道陣に公開した。計測後にデータを書き換えられなくなり、作業量も軽減されるという。
計測機械は、東京のメーカーから約6300万円で18台を購入。列車の待機などに使う「副本線」のレール幅などの計測に使う。
データ改ざんは、保線担当社員が計測後にデータを記録したカードを事務所のパソコンで読み取り、パソコン上でデータ操作が行われた。新型の機械ではカードをパソコンに挿入するとデータが保護されるようになって、パソコン上での書き換えはできない。また、補修を必要とする値を超えたレール幅については、従来、社員が超過地点を抽出してパソコンで別の表にまとめていた。新型の機械では自動的に表が作成され、社員の負担が減る。
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