北海道中央バス沿岸バスニセコバス弘南バス三八五バス山形交通仙台バス会津乗合会津乗合自動車新常磐交通福島観光バス新潟交通くびき自動車蒲原鉄道日本中央バスCropperCapture[4]東洋バス(観光)東都観光バス大野観光阪急観光
都島自動車観光岸和田北港観光バス一畑バス日本交通鳥取両備バス岡電バス下津井電鉄広交サンデン交通サンデン観光バス船木鉄道東交バス産交バス熊本都市バス長崎線新車長崎遊覧バス祐徳昭和自動車 WILLER.jpgimages.jpg1076386.jpgWiller_Express_1008_Ponta_Express.jpg

交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2014/01/14

NO.842 第2回「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」フォローアップ会議

標記の会議が1月14日に開かれ、
「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」に盛り込まれた措置の進捗状況や、
最新の高速・貸切バス事情の報告などについて確認した







Djjj1.jpg








「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」に盛り込まれた措置の進捗状況については、





① 高速ツアーバスの新高速乗合バスへの移行・一本化
(完了:新規許可に関する監査11月から順次を実施)
② 委託者・受託者が一体となった安全管理体制の構築
(10月施行:順次実施)
③ 業界団体を中心とした適正化事業の導入
(巡回指導完了)
④ 過労運転防止のための交替運転者の配置基準の明確化・厳格化(1月)
⑤ 役員への法令試験の厳格化
(10月施行)
⑥ 運行管理者・運転者の雇用契約等の確認
(10月施行)
⑦ 営業所等の現場確認の徹底
(10月施行)
⑧ 所要資金額に関する許可基準の強化
(10月施行)
⑧ 賠償限度額に関する許可基準の強化
(12月施行)
⑨ 法令遵守に係る自己点検制度の導入・点検結果の報告義務付け
(実施)
⑩ 業界団体を中心とした適正化事業の導入
(完了次第実施)
⑪ 悪質事業者への集中的監査と厳格な処分の実施
(10・11月実施)
⑫ 運輸安全マネジメント実施義務付け対象の中小事業者への拡大
(10月施行)
⑬ 運行管理制度の強化
(5月施行予定)
⑭ 交替運転者の配置基準の策定
(完了:1月からデジタコ)
⑮ デジタル式運行記録計・ドライブレコーダー による運行管理体制の構築
(継続実施)
⑯ 運賃・料金制度の改革
(4月予定)
⑰ 書面取引の徹底
(4月予定)
⑱ 運送申込者による安全阻害行為等が疑われる場合の対応等
(4月予定)
⑲ 円滑な移行のための環境整備
(観光庁と調整中)





―など、
取り組み状況などが報告された




その他の安全対策の実施状況については、

タクシー議員立法による道路運送法の一部改正が例に挙げられ、

「運転者の過労運転防止のために、事業者に対して必要な措置を講ずることを法律上明確化」「旅客自動車運送適正化事業を創設し、民間団体等による事業者への法令遵守に関する指導等を実施」

など制度改正について報告





また、

「平成26年度予算・定員について」では、
安全・安心の確保と環境対策の推進に向けて、「事業用自動車の重大事故に関する事故調査等機能の強化」(概算決定額:5,800万円)、「自動車運送事業者等に対する監査体制の強化」(概算決定額:3,700万円)、「自動車運送事業の安全総合対策事業」(概算決定額:10億800万円)―など、予算についての概算が示された

なお、定員については、
平成26年度14名増員で356名となった





次に、
新高速乗合バスへの移行に関する実態として、
主要区間における年末年始の1日平均供給便数の比較が示されたが、
移行前後では大きな変化は見られなかった




次いで、
新高速乗合バスへ移行しなかった事業者の動向として、

平成25年12月3日~12月20日の間、
「高速ツアーバス運行事業者リスト」に掲げられた貸切バス事業者228者のうち、新高速乗合バスへ移行しなかった等の事業者156者に対して行った調査内容の説明が行われた(回答数57事業者/回答率36.5%)


「調査内容と(結果概要)」
○ 保有車両数について
高速ツアーバス運行当時と現在の保有車両数(ほぼ横ばい)
○ 従業員の雇用状況について
高速ツアーバス運行当時と現在の雇用人数(20者減、23者変わらず、12者増)
○ 運送収入構成について
平成23~25年の運送収入構成(貸切バスツアー、学校関係、インバウンド輸送が微増)




○ 新高速乗合バスへの移行について
新高速乗合バスへ移行しなかった理由(下記参照)


「許可等の条件に関する理由」
・乗務員・車両確保、宿泊地での車庫や運行管理が困難なため。
・新たに営業所を開設することが出来なかったため。
・停留所を設置することができなかったため。
・受託していたツアーバス運行会社が移行するもバス停の発着枠の関係で受委託関係が継続出来なくなったため。
・一般貸切バスとして適正な運行管理を実施するほうが好ましいと考えたため。

「経済面に関する理由」
・収受運賃と経費が伴わないため。
・移行するには大きな経費がかかるため。
・需要が少ないと見込まれる中で運行するには採算面から困難と判断した。

「その他の理由」
・学校輸送がメインであり、週末しかツアーバスは受託できないため。
・事業の将来性に不透明感を感じたため。
・夏期、冬期、GWのピーク時のみの運行だけだったので、移行してまで運行しようとは思わなかった。
・鹿児島~大阪の1路線のみ運行していたが、LCC就航後、利用者が減少したため移行しても乗客が増える見込みがないと判断したため。
・世間の風当たりが強く、会社の信頼を失墜させる恐れがあったため。
「新たに行うこととした運送」
・旅行会社のツアーとホテル送迎運送を増やした。
・新規顧客の開拓と今後予想されるインバウンドへの対応。
・自治体や学校関係と一般個人向けの運送に傾注している。
・葬儀送迎、従業員送迎、温泉地の送迎運送。
・スクールバス及びコミュニティバスの増強



○インバウンドへの対応について
インバウンド運送を行っている事業者(11両以上保有事業者)からのアンケートでは、インバウンド運送の問題点として、
・突然のキャンセルへの対応
・低価格での受注が多い
・法定拘束時間を超える運送依頼ある
・区域外運送になる依頼がある





その後、
バス事業者(京成電鉄、ウイラーEXP、平成エンタープライズ等)から現状についての報告が行われた

なかでも、
平成エンタープライズの利用者アンケートの内容は以下の通りである

・法改正でバス停ができたことも判りやすくなって良かったです。
・制度がかわっていろいろ心配はありましたが、運転も丁寧で安心感がありました。
・乗り場が確定した事で、整然とバスが時間通りに来るので分かり易くなりました。
・乗合バスになって少し費用が高くなり、利用しにくくなった。
・路線バスになってしまいしょうがない部分でもありますが本数が少なくなった。
・降車地が少なくなったのは何故なのでしょうか。以前の方が利用しやすかったです。
・行きだけでなく、帰りも横浜着があると、もっと利用すると思います。
・法改正で色々大変そうですが、改正前の状態に、早く戻れるよう、頑張ってください。



引き続き、
旅行業者から見た新高速乗合バスの移行及び貸切バスを利用した最新の市場動向について、旅行業界側からも報告が行われた(内容は下記の通り)



<日本旅行業協会>
1.旅行会社のバス旅行商品申込者について
⇒ 全体的に減っている
【要因】
・バス規制後、ワンマンでいけるエリアが急激に狭められた。
・遠距離、長時間商品の商品が減少している。
・2ドライバー商品が多くなり、結果的にバス代高騰につながっている。安くなっている飛行機や列車利用の商品と高くなっているバス商品で価格差もなくなってきており、バスツアーとしての特徴が弱まっている。

2.バス旅行商品で申込者が増えている地域
⇒三重、島根(伊勢神宮、出雲大社遷宮)
⇒東北(震災以降落ち込んだ需要の回復)

3.バス旅行商品で申込者が減っている地域
⇒信州・中部地区、北陸及び新潟北関東エリア
【要因】
・首都圏からはワンマン運行ができなくなり、ツアー全体の価格も上がってしまう。そのためツアー自体を企画しなくなった(千葉からは観光地はどこにいくにも規制にかかる距離)。また、バス会社によっては2ドライバーのコースを受けないところもあり、バス手配が一層困難な状況である。

4. 旅行会社がバス旅行商品を造成する上で現在困っていること
⇒運転時間・拘束時間規制により観光・立ち寄り箇所が減り、ツアーの魅力減につながっている。
・13 時間の規制によるドライバー人員不足でバスの手配が困難になっている。
・規制に伴い、一部バス会社が減車傾向にあるためバス手配が難しくなっている。
・バス規制の広報が不十分で、国民に理解してもらえない場合がある。
・乗務員の数が減っているため旅行繁忙期における商品数が減り、お客様の選択肢がなくなっている。
・バス会社への依頼書面の枚数増加と複雑化で今まで以上に時間を費やしている。また、コース作成時の距離、時間計算の労力負荷が大きい。
・バス・部屋共に2名分確保することで費用が増えている。また、日程によっては増車も厳しくなってきており、スピードを持った販売ができなくなった。



<全国旅行業協会>
1.全旅協会員の新高速乗合バスへの移行
○ 新高速乗合バスへ移行した事業者11者
○ 運行のみを受託している事業者 3者

2.新高速乗合バスへの移行後の状況(移行事業者10 者へのヒアリング結果)
○ 8月1日以降の取り扱い状況(対前年同期比)
・増加3者・減少3者・変わらない4者
〔事業者からのコメント〕
・便数は減少したが、単価が上がったため総体としてはほぼ横ばい。
・シート数を減らしたため、定員が減少。
・移行以前からニーズがあり、毎年増加している。
・前年比(旅客数) 8月:97%、9月:108%、10 月:86%、11 月:81%、12 月:104%=5ヶ月平均:95%(九州の事業者)

3.高速・貸切バスの安全・安心回復プラン説明会の開催
○ 当協会の支部では、各運輸局・運輸支局及び県バス協会の協力を得て、支部会員を対象に高速・貸切バスの安全・安心回復プランの説明会を開催するなど、貸切バスの交代運転者の配置基準等について周知している。
○ 当協会として、引き続きお客様に安全で安心な旅行を提供できるよう関係機関と協力して高速・貸切バスの安全・安心回復プランに取り組んでいく。






今回の会議ではほぼ説明と報告で終わってしまったが、
とにかく決めたことはすぐに実施ないと意味をなさない
冒頭の様々な施策については順次行われており、
特に問題はないが、
とりわけ現在模索中の貸切WGにおける運賃・料金制度の策定が急務だ


これが決まり、
周知・徹底させることは当然ながら、

新高速乗合バスに移行しなかった貸切バス事業者との関係、
とりわけ、インバウンド、スクールバス及びコミュニティバスなど、
いまだ整合性が取れていない問題もあり、
このあたりを旅行業者も交えてどう取り組んでいくかが課題となろう


それと、
いつの間にかこの会議で検討すべき「参入規制」の問題が消えていた


年度末ってあと2回ぐらいしか開催できないだろうが、
このままではまた棚上げだ

前局長は「参入規制については専門委員会を設置して協議する」といっていたが・・・。


今回も言わせてもらったが、
タクシーの道路運送法改正の事例も上がっていたので、
参入規制における見直しについて、
タク特措法にあるような新規参入の原則禁止(指定地域)なども挙げてもらい、
昨年から導入された新制度もあることから、
これを期に参入を一旦止めるなど、
次回以降、
資料を提示して協議をお願いしたい旨の内容を述べた



合わせて、
新制度の周知徹底について、
バス協会及び旅行業界協会に加盟していない事業者に対しての取り組み状況について次回、
公表していただくようお願いした




さらに、
インバウンドの区域外運送(福岡ナンバーで成田空港に行き乗降させ、名古屋空港で降車、さらに関空で乗降し福岡空港で降車など)の調査依頼も要請した






なお、
今回の安全規制によって、
運行形態の変更を余儀なくされた、
受注が減少、
これまでのワンマン運行におけるツアーが組めなくなった、
などの意見もあったが、
本来、
人命を預かって運行する以上、
安全に関わるコストは必然であり、
そもそも現状が低すぎるのである
だからこそ、
労働条件も低下し、
しいては慢性する運転者不足にもつながっている


このあたりを行政・旅行業者・バス事業者など業界全体で検討していかなければならない






次回(第3回)は2月頃の開催予定である
スポンサーサイト
NO.843 |TOP| NO.841

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

■  プロフィール

事務局

Author:事務局
幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


問い合わせ 050-3540-1254


kotsu@soleil.ocn.ne.jp

■  国・行政関係各種検討会に参画



バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会



「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」フォローアップ会議



バス事業のあり方検討会(新)


貸切バス運賃・料金制度ワーキンググループ


高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会


バス事業のあり方検討会





■  FC2カウンター

■  Coming Soon

■  台湾公視テレビ/日本巴士安全~改革

↓ Crich Here
CropperCapture[30]

■  凍結防止ワイパー

↓ Crich Here
CropperCapture[7]

■  レインボースキット

Click Here ↓
CropperCapture[8]

■  NNNドキュメント「迷走する轍わだち~貸切バス業界の闇~」

↓ Crich Here
CropperCapture[4]

■  TV金沢②バス事故/違反事業者の実態

↓ Crich Here
CropperCapture[1]

■  TV金沢①バス事故/守られない運賃

↓ Crick Here
CropperCapture[2]

■  「旅行業者の責任重い」

↓ Click Here
toukouwebrog.gif

■  「参入要件の見直しと徹底的な監査を」

↓ Click Here

■  違法行為の数々 ずさんな管理~長野スキーバス事故

↓ Click Here
CropperCapture[2]

■  格安スキーツアーの実態

↓ Click Here
CropperCapture[1]

■  格安ツアーの止まらない恐怖

↓ Click Here
CropperCapture[6]

■  適切な点検実施せず/西区事故 社長逮捕のバス会社

Click Here ↓
無題

■  「長距離運行の安全を確保するには」

Click Here ↓
労働の科学 5月号

■  交通労連結成50周記念レセプション

↓ Click Here

■  「保安要員」義務化を

toukouwebrog.gif

■  繰り返される事故~国対策も安全確保不十分

Click Here ↓
無題

■  人不足 遠い労務改善

Click Here ↓

■  石川テレビ「北陸道夜行バス事故」

↓ Click Here
写真「バス事故」

■  第1回バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会~「バスの運転者が足りない!」

↓ Click Here

■  高速バス新時代 勝ち抜く条件は?

↓ Click Here

■  『あれから1年/ツアーバ本格規制』

Click Here ↓
無題

■  関越道高速ツアーバス事故から1年/安全規制は?

↓ Click Here

■  大型2種免許取得者減/国の後押し必要

toukouwebrog.gif

■  貸切バスにも距離基準

Click Here ↓
toukouwebrog.gif

■  第5回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here

■  第1回バス事業のあり方検討会(新)

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(意見交換)③

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)②

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)①

↓ Click Here

■  第4回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here
220px-TSD40_J_bus_fan_club.jpg

■  規制緩和の是正と新たなルールの構築

Click Here ↓
労働の科学 9月号

■  『安全対策 道半ば』

Click Here ↓
無題

■  責任~関越道バス事故から3ヶ月

↓ Click Here

■  関越道高速ツアーバス事故をめぐる労組などの動向

Click Here ↓

Business Labor Trend 7月号

■  第3回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here

■  闇に消えた安全

↓ Click Here

■  第1回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓Click Here

■  『提言に7年/遅れた乗合一本化』

Click Here ↓
logo.gif

■  『安全置き去りに』

Click Here ↓
toukouwebrog.gif

■  『夏休みまでに早急な対応を』

Click Here ↓
logo-nikkei.gif

■  前田国土交通大臣への要請

↓Click Here
DSC_0023.jpg

■  『行政の対応遅い』

Click Here ↓
lo,,go

■  夜行ツアーバス「危険運行の実態」

↓Click Here

■  貸切バス事業者評価制度

click here ↓
img_safety_bus2.gif

■  カテゴリ

■  リンク

■  テールランプ~労連新聞編集後記



↑Click Here ♪

■  最新コメント

■  最新記事

■  最新トラックバック

■  月別アーカイブ

■  メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

■  アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ニュース
337位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ローカル
13位
アクセスランキングを見る>>

■  天気予報


-天気予報コム- -FC2-

■  カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

■  QRコード

QR

■  検索フォーム