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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2013/09/30

NO.784

鉄道・バス・船など乗り放題の1日乗車券を導入する実験/北九州市




 北九州市で10月から、電車、バス、船舶など市内のほとんどの公共交通機関を利用できる「1日フリー乗車券」を導入する社会実験が行われる。1枚でJRや私鉄、公営企業などが何でも乗れる利便性を売りに、観光客や市民の利用増につなげたい考え。
 同乗車券で利用できるのは、JR九州、筑豊電気鉄道、西鉄バス北九州、西鉄バス筑豊、北九州高速鉄道(モノレール)、北九州市交通局、関門汽船の7事業者が運営する北九州市内エリア(福岡県中間市と山口県下関市の一部含む)の各路線。利用期間は10月12日~12月8日の土日祝日の計20日間で、10月1日に発売する。価格は一般1500円(小学生750円)。
 同市では昨秋(9~10月の20日間)も、船舶を除く6事業者で同様の社会実験を行ったが、販売実績は2840枚と当初見込み(4000枚)を下回る結果に終わっている。再挑戦となる今回は、観光客の利用の多い関門汽船が新たに参加し、割引などの特典が受けられる観光施設も18施設から24施設に拡大した。ただ、価格は前年の一般1000円を1500円に値上げした。














北近畿タンゴ鉄道の上下分離へ運行会社を公募する方針/京都府





 第三セクター・北近畿タンゴ鉄道(KTR、同府宮津市)の経営難を受け、最大株主の京都府はこのほど、鉄道の運行などを担う民間会社を公募する方針を明らかにした。KTRは車両や線路などのインフラを保有する会社となり、「上下分離方式」で収支構造の改革を図ろうというもので、10月下旬から公募し、今年度中に決定する予定だとしている。
 上下分離のスキームは、新会社がKTRに鉄道インフラの使用料を支払うが、逆に設備の管理委託料を受け取り、そのうえで鉄道事業や関連ビジネスで収益を図る。現行の雇用やサービスを維持し、10年以上運営することなどが条件になる見込みで、バス会社など複数の事業者が関心を示しているという。
 KTRは1988年に開業し、現在、宮津線(京都府西舞鶴-兵庫県豊岡)と宮福線(京都府宮津-同府福知山)の2路線を運行する。景勝地・天橋立などの観光需要もあるが、開業以来赤字が続き、12年度の経常損失は過去最悪の8億4149万円にのぼっていて、沿線自治体の補填で存続している。















若桜鉄道維持へ国に過疎債適用の制度改正を要求/鳥取県など





 若桜鉄道(鳥取県若桜町)の路線維持に向け、同県と八頭、若桜両町が国に対し、鉄道施設を過疎債の対象に含めるよう制度改正を要求している。
 同鉄道は2009年に上下分離方式へ移行し、両町が軌道や駅舎など施設設備を保有・管理し、若桜鉄道が列車の運行業務を担っている。同社は、少子高齢化による通勤通学者の利用減少を補うため、観光路線化を推進し、昨年度は若桜駅構内のSL運転体験など営業外収支で約1千万円の利益を計上した。しかし、減収分を相殺しきれず470万円の赤字となるなど厳しい経営が続いている。一方、安心安全な運行に必要不可欠な軌道整備に両町が支払った費用は、12年度が約5600万円にのぼり、国の補助率が増えた13年度も約3700万円が予定されている。この他、保守管理費用として毎年5千万円前後を支出していて、行政の負担も大きい。
 さらに大きな課題になっているのは、耐用年数を迎える車両の更新で、同社が所有する4両のうち3両は開業時に購入した1987年製と限界が近づいているが、1両1億5千万円とされる費用捻出のめどは立っていないという。













JR江差線の線路に針金の束、信号切り替わらず





 30日午前5時20分頃、北海道北斗市のJR江差線上磯―茂辺地(もへじ)間で、信号が赤から青に切り替わらないトラブルが起きた。
 JR北海道が点検したところ、上磯駅―矢不来(やふらい)信号場間の線路に針金の束(長さ約1・7メートル)が置かれていた。同区間では今月10日と17日にも同様のトラブルがあり、道警函館中央署は偽計業務妨害容疑で調べている。
 同署によると、針金が置かれていたのは、過去2回のトラブルとほぼ同じ場所だったという。この影響で上野発札幌行き寝台特急「北斗星」が25分遅れ、約130人に影響した。














貨物列車が緊急停止、機関車トラブルか…北海道





 30日午前5時45分頃、北海道北広島市中央のJR千歳線北広島駅付近で、名古屋貨物ターミナル発札幌貨物ターミナル行き貨物列車(21両編成)の運転士が、機関車の故障を示すランプの点灯に気づき、緊急停止させた。
 JR貨物は別の機関車を連結し、約2時間半後に運転を再開。この影響で、後続の急行はまなすなど2本が最大49分遅れた。














JR四国、橋「放置していた訳ではない」




 補修されていない鉄道橋が多いとして会計検査院に計画的な補修を指導されたことについて、JR四国は28日、高松市の本社で緊急の記者会見を開いた。
 工事部門の幹部らは「放置していた訳ではない」と強調する一方、「補修を早めることを検討する」との姿勢を示した。
 会見には、橋の維持管理の実務責任者として高瀬直輝工事課長が出席。時おりハンカチで汗をぬぐいながら、橋の検査や補修の流れを説明し「定められた基準に沿って進めてきた」と繰り返した。
 劣化が進んでいることを示す「A」と判定されてから24年以上が経過した予讃線加茂川橋梁(きょうりょう)(愛媛県西条市)については「昨年度に(比較的軽微な)A2からA1になったので、年明けに補修する」と強調。「(着手が)遅いのでは」との質問には「必要な監視を続けていた」と述べた。
 JR四国によると、高度成長期に架けた橋の老朽化が進んでいる。検査でAと判定される橋は、02年度は37本だったが、12年度は98本となり、会計検査院の指導につながった。県別の内訳は香川15本、愛媛36本、徳島29本、高知18本だった。
 一方、12年度の修繕費は6000万円。ほぼ横ばいで推移している。

          ◇

 記者会見での主なやりとりは次の通り。

 ――会計検査院には「放置」を指摘されたということか。

 「放置ではない。修繕はしていないが、措置はしている。劣化の進み具合を2年に1度を目安に監視していた」

 ――修繕のスピードアップを指導されたが。

 「維持管理のやり方が間違っているとは思っていない。優先順位を決めて修繕しており、安全性は保たれている。しかし、Aの数が多いと指摘を受けたので、スピードを上げる方策を具体的に検討している」

 ――経営状況は関係しているのか。

 「関係ない。安全にかかわる部分なので、予算が必要であれば確保する」

 ――他社ではA2を3年以内に修繕しているところもあるが。

 「劣化の進行を確認し、必要な時期に必要な措置を取っている。時間的な基準を設ける必要はないと考えている」

 ――A1はどういう状態なのか。

 「例えば、コンクリートのひび割れが数ミリ未満のもの。数ミリを超えるとAAになる」
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