NO.716
関越事故、運転手が睡眠時無呼吸症で無罪主張へ
群馬県藤岡市の関越自動車道で昨年4月、乗客7人が死亡したツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷罪などに問われた運転手の河野化山かざん被告(44)側が、7月23日に前橋地裁で開かれる初公判で、同罪について無罪を主張する方針であることが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、弁護側はこれまでの公判前整理手続きで、河野被告は、睡眠時無呼吸症候群の影響で突然眠った状態になったと主張。事故を予見できず、注意義務は発生しないことから、過失はなかったとして無罪を主張する方針という。弁護側は取材に対し、「主張は法廷で明らかにする」としている。
事故を巡っては昨年、河野被告が同症候群にかかっていたとする鑑定結果が出ている。
ツアーバスに次ぐ新たな問題について(インバウンド対策)
ツアーバス問題がようやく解決したと思いきや、新たな問題が惹起している。約320社あったツアーバスも、8月1日からは約60社前後になるようであるが、撤退する事業者から破格の値段でバス車両を購入し、個人経営などの小規模な貸切りバス会社が増加している。
その「メッカ」ともいうべき会社が「光伸真珠」である。この会社は宝石や家電だど免税店経営が母体であるがら、平成8年前後にインバウンド向けのバス事業を開始した。
そもそもこの企業は、過去に違反を犯しており、その後には「K.S.EVER GREEN観光」という会社も設立してる。
過去に違反を犯した当時の新聞記事は以下の通りである
「白バス」営業容疑で逮捕--警視庁、5業者の幹部ら7人/1997.10.06 毎日新聞
大阪市の真珠販売業者や東京都内のレンタカー会社などが、東南アジアからの観光客を相手に、大がかりな「白バス」営業をしていた事件で、警視庁交通捜査課と池袋署などは6日、 大阪市西区立売堀5の「光伸真珠」社長、河崎恵子容疑者(64)ら5業者の幹部ら計7容疑者を、道路運送法違反(無許可旅客運送事業)容疑などで逮捕した。
警視庁は、観光客受け入れの窓口となっていた旅行代理店や、宿泊先の大手ホテルの関与についても河崎容疑者らを追及する。
ほかに逮捕されたのは、東京都保谷市泉町3の「共同観光レンタカー」社長、田中千代子(61)▽千葉県印西市小林、自動車販売業「針生エキスプレス」社長、針生裕美秀(40)両容疑者ら。
河崎容疑者と光伸真珠東京支店長(57)の2人は、大型バス15台を使って、今年4月14日から5月22日までの間、計16回にわたって、運輸大臣の免許を持たないのに、 外国人旅行者を成田、羽田両空港から都内のホテルや全国各地の観光地まで送迎した疑い。 田中容疑者と針生容疑者ら4業者5人も、昨年6月から今年7月、同様に無許可旅客輸送していたほか、白バスの名義を偽って自動車登録していた疑い。
河崎容疑者らは「自社の支店へ客を送迎する」との名目でバスを所有し、台湾や韓国などからの観光客を通常の半額程度の格安運賃で送迎。 中には億単位の売り上げを稼いでいた業者もあるとみられている。
外国人観光客に格安で「白バス」 千葉の2人を逮捕--警視庁・東京水上署など/1999.06.20 毎日新聞
台湾やシンガポールなどからの観光客を相手に無免許で観光バスを運行したとして、警視庁交通捜査課と東京水上署などは19日、千葉県印西市小林、運送会社「針生エキスプレス」社長、針生裕美秀容疑者(42)ら2人を道路運送法違反(白バス営業)の疑いで逮捕した。 調べでは、針生容疑者らは関東運輸局長の営業免許を受けずに今年3月から4月にかけて観光バスを運行し、東京都豊島区内に支店がある台湾の旅行会社など2社を通じて請け負った団体客を、 21回にわたり東京ディズニーランドや富士五湖などへ運んだ疑い。
正規の観光バスの料金は1日12万円前後だが、針生容疑者は「うちは半額で運ぶ」などと持ち掛け、格安の3万~4万2000円で運行し、バス13台と運転手10人を使ってこの1年間に、約8000万円を売り上げていた。
針生容疑者は一昨年10月にも逮捕されたが、その直後から営業を再開。「私は日本一の白バス業者。絶対に捕まらない」と豪語していたという。
現在は、東京・名古屋・大阪・福岡を拠点に破格な値段で、特に外国人相手に営業を展開。さらに、「区域外営業」も頻繁だ。基本は、空港受けで、例えば福岡ナンバーで成田空港でお客を乗せ、大阪で下したり、名古屋で下したりしてる。その労働条件たるや、12泊13日などはざらで、中には30日間、休みなく運転しているドライバーもいるという。
車両についても、車体になんら記載もなく、どのバス会社かもわからないものもある。監査の在り方検討会、過労防止の検討会、貸切WG、あり方検討会等で、様々な施策を決定したが、貸切バスの運賃料金制度を早急に進め、考えられない運賃で運行してる事業者に対し指導するとともに、監査の在り方検討会で確認した監査体制の強化にもあるように、悪質な事業者へ集中監査を行わなければならない。
こうしたことから、関東・中部・近畿・九州運輸支局で一斉に空港エリアの監査を今すぐにでも取り組んでもらいたい。
群馬県藤岡市の関越自動車道で昨年4月、乗客7人が死亡したツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷罪などに問われた運転手の河野化山かざん被告(44)側が、7月23日に前橋地裁で開かれる初公判で、同罪について無罪を主張する方針であることが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、弁護側はこれまでの公判前整理手続きで、河野被告は、睡眠時無呼吸症候群の影響で突然眠った状態になったと主張。事故を予見できず、注意義務は発生しないことから、過失はなかったとして無罪を主張する方針という。弁護側は取材に対し、「主張は法廷で明らかにする」としている。
事故を巡っては昨年、河野被告が同症候群にかかっていたとする鑑定結果が出ている。
ツアーバスに次ぐ新たな問題について(インバウンド対策)
ツアーバス問題がようやく解決したと思いきや、新たな問題が惹起している。約320社あったツアーバスも、8月1日からは約60社前後になるようであるが、撤退する事業者から破格の値段でバス車両を購入し、個人経営などの小規模な貸切りバス会社が増加している。
その「メッカ」ともいうべき会社が「光伸真珠」である。この会社は宝石や家電だど免税店経営が母体であるがら、平成8年前後にインバウンド向けのバス事業を開始した。
そもそもこの企業は、過去に違反を犯しており、その後には「K.S.EVER GREEN観光」という会社も設立してる。
過去に違反を犯した当時の新聞記事は以下の通りである
「白バス」営業容疑で逮捕--警視庁、5業者の幹部ら7人/1997.10.06 毎日新聞
大阪市の真珠販売業者や東京都内のレンタカー会社などが、東南アジアからの観光客を相手に、大がかりな「白バス」営業をしていた事件で、警視庁交通捜査課と池袋署などは6日、 大阪市西区立売堀5の「光伸真珠」社長、河崎恵子容疑者(64)ら5業者の幹部ら計7容疑者を、道路運送法違反(無許可旅客運送事業)容疑などで逮捕した。
警視庁は、観光客受け入れの窓口となっていた旅行代理店や、宿泊先の大手ホテルの関与についても河崎容疑者らを追及する。
ほかに逮捕されたのは、東京都保谷市泉町3の「共同観光レンタカー」社長、田中千代子(61)▽千葉県印西市小林、自動車販売業「針生エキスプレス」社長、針生裕美秀(40)両容疑者ら。
河崎容疑者と光伸真珠東京支店長(57)の2人は、大型バス15台を使って、今年4月14日から5月22日までの間、計16回にわたって、運輸大臣の免許を持たないのに、 外国人旅行者を成田、羽田両空港から都内のホテルや全国各地の観光地まで送迎した疑い。 田中容疑者と針生容疑者ら4業者5人も、昨年6月から今年7月、同様に無許可旅客輸送していたほか、白バスの名義を偽って自動車登録していた疑い。
河崎容疑者らは「自社の支店へ客を送迎する」との名目でバスを所有し、台湾や韓国などからの観光客を通常の半額程度の格安運賃で送迎。 中には億単位の売り上げを稼いでいた業者もあるとみられている。
外国人観光客に格安で「白バス」 千葉の2人を逮捕--警視庁・東京水上署など/1999.06.20 毎日新聞
台湾やシンガポールなどからの観光客を相手に無免許で観光バスを運行したとして、警視庁交通捜査課と東京水上署などは19日、千葉県印西市小林、運送会社「針生エキスプレス」社長、針生裕美秀容疑者(42)ら2人を道路運送法違反(白バス営業)の疑いで逮捕した。 調べでは、針生容疑者らは関東運輸局長の営業免許を受けずに今年3月から4月にかけて観光バスを運行し、東京都豊島区内に支店がある台湾の旅行会社など2社を通じて請け負った団体客を、 21回にわたり東京ディズニーランドや富士五湖などへ運んだ疑い。
正規の観光バスの料金は1日12万円前後だが、針生容疑者は「うちは半額で運ぶ」などと持ち掛け、格安の3万~4万2000円で運行し、バス13台と運転手10人を使ってこの1年間に、約8000万円を売り上げていた。
針生容疑者は一昨年10月にも逮捕されたが、その直後から営業を再開。「私は日本一の白バス業者。絶対に捕まらない」と豪語していたという。
現在は、東京・名古屋・大阪・福岡を拠点に破格な値段で、特に外国人相手に営業を展開。さらに、「区域外営業」も頻繁だ。基本は、空港受けで、例えば福岡ナンバーで成田空港でお客を乗せ、大阪で下したり、名古屋で下したりしてる。その労働条件たるや、12泊13日などはざらで、中には30日間、休みなく運転しているドライバーもいるという。
車両についても、車体になんら記載もなく、どのバス会社かもわからないものもある。監査の在り方検討会、過労防止の検討会、貸切WG、あり方検討会等で、様々な施策を決定したが、貸切バスの運賃料金制度を早急に進め、考えられない運賃で運行してる事業者に対し指導するとともに、監査の在り方検討会で確認した監査体制の強化にもあるように、悪質な事業者へ集中監査を行わなければならない。
こうしたことから、関東・中部・近畿・九州運輸支局で一斉に空港エリアの監査を今すぐにでも取り組んでもらいたい。
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