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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2012/11/20

NO.575 第6回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

表題の検討会が11 月20 日、
国土交通省内会議室で開かれた




今回の議事は、




1.夜間の貸切バスの交替運転者の配置基準について



2.夜間の高速乗合バスの交替運転者の配置基準について



3.緊急対策の実施状況について





の3点であった







夜間・長距離運行する貸切バスにおける交替運転者の配置基準については、

今月上旬に行われたパブリックコメントの内容等を踏まえ、

一部内容を修正したものを協議・確認した






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◎基準



夜間運行(最初の乗客が乗車する時刻又は最後の乗客が降車する時刻が午前2時から午前4時までの間にある運行又は当該時刻をまたぐ運行をいう)する貸切バスは、運転者1人の1日の運行距離が実車距離(利用者の乗車の有無に関わらず利用者が乗車可能な区間として、旅行業者又は会員制高速バスの運営主体が設定した起点から終点までの距離をいう)で400km を超える場合は、交替運転者を必要とすることとする。
ただし、以下のイ又はロのいずれかの条件に該当する場合は、実車距離が500k m を超える場合に交替運転者を必要とすることとする。

イ.事業者が以下の1~2項に掲げる特別な安全措置を満たしている場合であって、1人の運転者の乗務時間(当該運行の乗務開始から乗務終了までの時間をいう)が10 時間を超えない場合


1.以下の事項を全て満たしていること
① 運行するバスに関し、遠隔地の点呼(ドライバーが所属する営業所ではなく、遠隔地において受ける点呼)において、担当の運行管理者が行う電話点呼に、他の運行管理者又はその補助者が運転者に立ち会っていること、又はIT を活用した点呼を行っていること
② 運行するバスにデジタル式運行記録計(デジタコ)を装備し、それを用いた運行管理、デジタコのデータに基づく運転者指導を行っていること
③ 運行計画において、連続運転時間を概ね2時聞と以概ね運転時間2時間ごとに合計で20 分以上の休憩を確保していること
④ 運行直前の休息期間が11時間以上であること


2.上記1.に加え、以下の事項の内のいずれかを満たしていること
① 日本バス協会から有効な安全性評価認定を受けていること
② 安全運行協議会が設置され、その発意に基づき、運転者の過労防止策等の安全措置が適切に実行されていることについて、常時又は抜き打ちで調査が行われていること
③ 明文化された高速バス運転者の育成プログラムを有していること
④ ドライブ・レコーダーを用いて、運転者指導を行っていること
⑤ 運行するバスに、衝突被害軽減ブレーキが装着されていること
⑧ 運行するバスに、車線逸脱警報装置が装着されていること
⑦ 運行するバスに、居眠りを感知できる装着が装備されていること
⑧ 運行管理者が24時間にわたって運行中に営業所に常駐して運転者をサポートする体制を敷いていること




ロ.事業者が運転者に与える休息期間及び休憩が以下(①~③)のいずれにも該当する場合

① 運行直前の休息期間が11時間以上であること
② 連続運転時間を概ね2時間以内とし、運転時間概ね2時聞ごとに合計で20分以上の休憩を確保していること
③ 最低1回は、実車距離400km 未満の経路における適切な仮眠施設(運転者が身体を伸ばして仮眠することができる施設「車内のリクライニングシート、床下仮眠施設等を含む」)において、仮眠をするための連続1時間以上の休憩を確保していること





◎実効性を確保するための措置

① 一斉点検の実施
・点呼の実施、運行指示書の携行、大型二種免許の取得等の現行法令の履行状況
・交替運転者の配置、休憩・休息等の状況―等について点検・指導を行う。
② SA等での体調報告
・今夏と同様、運転者が過労運転を回避できるための措置として、夜間運行する貸切バスについて、休憩地点等において運行管理者等への体調報告等を求めることとし、その結果を記録させる。
③ 事業者に対する周知
・全ての貸切事業者に対する周知を徹底する
・利用者に対しては、「貸切バス利用・選定ガイドライン」をもって周知する
④ 車内表示・車内放送に係る指導
・車内表示又は車内放送については、貸切バスにおいても貸切事業者が運行計画どおりの運行をしているか否かを利用者に周知させるために必要であるため、所要の対応を行うよう指導する。



◎12月1日(土)施行される予定








また、




「夜間の高速乗合バスの交替運転者の配置基準」



について協議、


事務局から説明があったあと、

幾つか意見が出されたが、

この件については、


次回の検討会で継続して協議していくこととなった





個人として言わせていただいたのは、



「高速ツアーバスの夜間の距離基準、本日決まった貸切バスの夜間の距離基準との流れからくると、当然のことながら高速乗合バスも夜間は距離基準でなるのが分かり易いとは思う。そのほうがすっきりする。しかしながら、既に労使協定で路線毎で距離基準を策定しているだけに、例えば500キロとなった場合、それ以上の協定を結んでいる距離が存在していると、引き上げるとか引き下げる事業者との問題が生じる懸念がある。夜間は別にしても日中は距離で縛るのは難しいと思う。次回以降慎重な論議が必要だ」


と述べた






前回も指摘したが、


夜間ではあるが、




・連続運転運転時間2時間、



・運行直前の休息期間11時間






の問題は、

国土交通省の運輸規則における「上乗せ」基準とするものであり、


厚生労働省の改善基準告示とはリンクしない




厚生労働省の改善基準告示はバスに限るものではないため、

このような方法しかないのだろう




しかし、

労働時間の問題はバスに限らず、

トラック・タクシーもそうである



こうした問題を契機に厚生労働省は全てとは言わないが、

一部(拘束時間・運転時間)だけでも基準の見直しをすべきではないか?




そろそろ重たい腰を上げるときなのだが・・・・・・・・・。
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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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