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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2012/05/11

NO.452 民主党 国交・厚労合同会議~関越自動車道バス事故

5月11日、

4月29日に発生した関越自動車道におけるバス死亡事故を受けて、

民主党は、


国土交通省と厚生労働省からヒアリングを行った







冒頭、


辻本議員が、

「なぜ、あのような事故が起きたのか?主管である国土交通省が、これまでどんな取り組みをしてきたのか。報道でもあるように670キロの問題や運転時間9時間の問題なども含めて、この会議で原因を究明してきたい」


とあいさつ






その後、



まずは国交省の中田自動車局長が、
これまでの経緯と取り組みについて説明。






「今回起きた事故に大きな責任を感じる」


と冒頭お詫びしたあと、



「事故を受けて早急に対策本部を設置し、立ち入り監査などを行った。現段階では、日雇い雇用、運行指示や点呼の不実施、名義貸しなど多くの違反が確認された。今後ともさらに調査していく」


と述べたあと、






「国交省としては、平成12年以降(規制緩和)、平成13年の自動車運転者の労働時間等の改善のための基準を反映した、『運転者の勤務時間及び乗務時間の基準』を告示や、平成17年の『ツアーバスに関する当面の対応方針』、さらには平成18年の『運輸安全マネジメント』などに取り組んできた。また、平成19年に発生した『あずみ野観光バス』の重大事故を受けて、平成20年には『交替運転者の配置指針』にも取り組んだ。もちろんこの間、貸切バスの重点監査等も厚労省と連携して行ってきた。そして平成22年に総務省から『勧告』を受けたこともあり、平成23年に『バス事業のあり方検討会』を設置し、本年3月、乗合高速バスを一本化することを決めた矢先の事故であった」


と、


これまでの取り組みについて説明した。







引き続き、






「バス事業のあり方検討会」について、





「このなかで、高速ツアーバスを2年間かけて移行するとしているが、この事故を踏まえて、移行時期の前倒しを図る。合わせて、有識者を交えた専門員会を設置して、交替運転者の配置指針の見直し、運転時間の見直しも行う。さらに、業界団体には、安全確保の一環として、夜行バスについてはツーマンにするよう要請した。今後は、5・6月に貸切バス約200者、旅行業者約60社に対して重点監査の実施する」


と述べた







次いで、


厚労省からは金子労働基準局長が説明、




「現在労働時間に関わるものについて調査中である。現在、疑いがあるのものとして、労働時間・36協定がないこと、割増運賃未払い・最低賃金割れ、賃金台帳未記入などである。分かり次第対処していきたい」


と述べたあと、






拘束時間16時間以内、休息期間8時間以上、運転時間9時間以内、連続運転時間4時間以内など内容の改善基準告示について説明した





次いで、





「今後の対応は、例年4,000社ほど行っている監査を、5,000社に増やしていく。また、ツアーバスについては国交省と合同で行う。また、さきほど国交省から説明のあった有識者を交えた専門委員会へ参画していく」





と述べた










これを参加議員から意見・質問を受けた





意見・質問では、







「1日9時間の運転は長い、670キロはとんでもないことだ」






「ツアーバスを実質容認した平成17年の事務連絡は撤回をすべき」






「あり検で方向性はでたが、これまで時間を要しすぎていないか?悠長だ」






「行きすぎた規制緩和の結果ではないか?規制の見直しをすべきだ」






「救急搬送が遅かった。リーマットも含めた対策が必要」






「普通に考えたら料金の3,500円は異常」






「運転手が道を間違えるようでは(外国人もあるかもしれないが)、簡単に二種免許取得できるのはおかしいのではないか?」






「居眠り防止装置を義務付けができないか?」






「総務省の勧告のなかで、670キロの見直しがあったが(生理学的な検討)、これは見直していなかったか?」






「白バス今回は4台個人で保有していたが(営業)、保有していると事業者扱いになるが、そうした場合、どうなるのか?」






「デジタコを義務付けすると事業者の負担が増えるのではないか?」






「防音壁も含めて道路の改良も必要ではないか?道路危険個所の把握をすべき」





「あり検で一本化するとなっているが、それだけでは現状は変わらないのではないか。これまでも、取り組んでいきてるが、何ら解決していない。できないのであれば、政治主導でやるべき」






「起きるべくして起きた事故だ。6、7年も前から問題が挙げられてるのにもかかわらず、それを容認するような事務連絡もある。取り組みが遅い。今回の事件では旅行業者に責任は問われないのか?」






「シートベルトがついてないバスの扱いはどうするのか?」






「規制緩和は間違いだ、見直すべき。事後チェックが大事というが、事前チェックの方が大事なのではないか?安全・安心な輸送サービスを提供するのが、国土交通省である。しっかりと論議すべき」






「低コストに問題があるのではないか?安全を確保するには一定のコストが必要。そのしわ寄せは運転者に波及している。事業者数と台数がこれだけ増えているのに、全体の輸送人員が増えてない。しわよせは当然の結果だ」






「高速乗合バスを一本化したら安全面が向上されるのか?」






「改善基準の運転時間の9時間は尋常ではない。早急に見直すべき」






「台数も事業者が増え、輸送人員がのびていないから、通常の半額以下の料金で走るバスが増えた。そのような競争が起きるのは当然であり、こうしたことが事故に繋がっているのではないか?」






など、


多くの意見がだされた








これに対し、



中田・金子両氏がそれぞれの意見に回答、




中田局長は、




「いただい意見に、今後対応していく。冒頭、お話した通り、労働時間・距離基準、デジタコ等については専門委員会のなかで検討を進めていく。また、ご意見のあった平成17年の事務連絡については、一本化したのちに廃止する方向で検討したい。道路危険個所の調査も早急に進めていく。それから、一本化したら安全は守られるのかとのご意見があったが、新たな高速バスになれば、安全面を向上できると考えている」




と述べた









最後に政務三役への意見があった、


いきすぎた規制緩和の見直しについては、





長妻議員が、





「参入要件の見直しと、小泉内閣時代に緩和された安全規制の強化に取り組んでいく」





と言及した






また、



奥田副大臣は国土交通省に対して、






「迅速の打てる手はなんなのか見極めて取り組んでほしい」



述べた









最後に、


国交部門にWGを設置して継続して取り組んでいくことを確認して終了した





なお、


来週中に2回目を開催が予定されている
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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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