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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2011/10/04

2011.10.4 NO.388

十鉄廃線必至の情勢 3市町支援拒否を回答

 十和田観光電鉄(本社・十和田市)の鉄道事業の存廃問題で、財政支援を求められている沿線3市町は3日、同社の白石鉄右エ門社長と会談し、約5億2000万円の支援要請には応じない考えを伝えた。これを受け、同社は週内にも存廃の最終判断を下す見通しだが、存続の条件に掲げてきた支援が絶望となり、廃線は必至の情勢だ。
 会談は十和田市役所で行われ、沿線3市町から小山田久・十和田市長、大塚和則・三沢副市長、吉田豊・六戸町長が出席。同社が求める財政支援について、3市町が拒否する考えで一致したことを正式に回答した。
 具体的には、支援要請額約5億2000万円のうち、安全対策の設備投資については従来の自治体負担分にあたる約1億円を引き続き支援。しかし、立ち退きに伴う十和田市駅の建て替え費など、会社が負担すべき費用や補助対象外の事業にまで踏み込んだ約4億2000万円の肩代わりには応じない意向を示した。
 今回の支援要請は、将来にわたって同社の鉄道事業の黒字転換が見込めないことから、設備投資などの会社負担をゼロにする狙いがあった。一方、自治体側には当初から「実質的な損失補填(ほてん)」(小山田市長)との見方が強く、最後まで、公金の使い方として疑念が消えなかった。
 同社は今後、社内での議論を踏まえて、今月中旬にも沿線自治体関係者を集めた会合で存廃を正式表明する。会談終了後に記者会見した白石社長は、「従来の枠組みを超えて支援をお願いしたが、鉄道の維持存続に関して非常に厳しい回答と認識している」と述べ、存続は困難との見方を示した。
 十和田市の小山田市長は今回の決断について、「苦渋の決断だった。仮に廃線になっても、学生などの利用者に不便をきたすことがないようにしてほしい」と話していた。






文字色外環バス 平日26往復 福岡市で31日開始 西鉄正式発表

 西日本鉄道(福岡市)は3日、国道202号福岡外環状道路(通称・外環)沿いの医療機関を結ぶバスを31日から1年間、運行すると正式発表した。運行するのは、福岡市営地下鉄七隈線の福大前駅(同市城南区)と、西鉄天神大牟田線の大橋駅(同市南区)を結ぶ約11キロの路線。沿線には、福岡大学病院や九州がんセンターなど医療機関が集積することから、病院や沿線住民の要望が強かった。
 平日は1時間当たり1、2本の26往復を運行。土曜日は21往復、日祝日は20往復にする。西鉄大橋駅-福大病院間の所要時間は52分で、運賃は390円。定着を図るため、今年1-4月の社会実験時より運賃を抑制したほか、ルートの一部に、4月開通の市道「長浜太宰府線」も加え、バス停6カ所を新設する。







老朽化車両3両を今年度から低床型新車両に更新へ/由利高原鉄道

 第三セクター・由利高原鉄道(由利本荘市)は、車両の老朽化に伴い、今年度から2013年度までに1年に1車両ずつ計3両を新車両に更新する。今年度の導入車両は来年4月から運行予定。導入費用は総額4億2千万円で、このうち国が7割、残る3割を県の基金から補助するという。
 同社は現在5両の車両を所有しているが、そのうち3両は25年前に開業した際に導入したもので、老朽化が進み維持費用も増えていることなどから更新を決めたもの。日本車輌製の新車両は現行車両と比べると、長さが3m長い18mで定員は7人多い113人となり、床が8cm低い。馬力は100馬力以上増し、座席幅も広くなり各座席の前には取り外し可能なテーブルを設置するほか、クーラーや車椅子対応のトイレを完備するなど利便性が増すとしている。







全線不通だった美祢線で1年2ヵ月ぶりに運行を再開/JR西日本

 JR西日本は、昨年7月の集中豪雨で被災し、全線不通となっていた美祢線(厚狭-長門市、46km)で、26日から約1年2ヵ月ぶりに運転を再開した。毎日、上り10本、下り12本を運行する。
 同線は、豪雨による厚狭川の氾濫で橋桁や盛り土が流されて不通となり、代行バスが運行されていた。全線復旧の総工費は約13億円で、山口県が約5億円を負担したという。







台風被害で不通だった紀勢線・串本-紀伊勝浦間を復旧/JR西日本

 JR西日本は、台風12号で一部区間が不通になっている紀勢線について、レール下の土が流出していた串本-紀伊勝浦間で復旧工事を完了し、26日から運転を再開した。
 不通になっていたのは熊野市-紀伊勝浦間で、JR東海管内の熊野市-新宮間は一部流失した橋梁に仮の橋を設けて10月上旬に開通の見通し。橋の一部が流されているJR西日本管内の紀伊勝浦-新宮間もこのほど復旧工事に着手していて年内にも運転が再開できる見込みだという。







金沢-穴水間で直通列車運行の実験/能登地域二次交通対策実行委

 石川県や県内市町で構成する「能登地域二次交通対策実行委員会」は、このほどJR金沢駅とのと鉄道穴水駅を結ぶ直通列車を運行した。現在、同区間で鉄道を利用する場合、七尾駅か和倉温泉駅でJRからのと鉄道に乗り換える必要があるが、2014年度末に予定される北陸新幹線の金沢開業を能登地域の観光振興につなげるため、実証実験を行った。
 直通列車は午前に金沢を出発し、羽咋、七尾、和倉温泉、穴水の各駅に停車し、夕方金沢に戻るダイヤ設定で所要時間が20~40分短縮できる。穴水駅からはのと鉄道が輪島の朝市や千枚田をめぐる4種類のツアーも実施、2次交通の連結をスムーズにすることで観光客の便宜を図ったが、実際の運行にはJRは慎重な構え。
 県は、乗客へのアンケートなどで需要を調査し、JRなどの意見を参考に来年度以降も実証実験を続け、実用化に向けた取り組みを進めるたいとしている。
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幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


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