北海道中央バスb0cd04c9.jpgニセコバス弘南バス三八五バス山形交通労働組合 バス画像仙台バス会津乗合会津乗合自動車新常磐交通福島観光バス新潟交通くびき自動車蒲原鉄道日本中央バスCropperCapture[4]東洋バス(観光)東都観光バスWILLER.jpg大野観光
阪急観光都島自動車観光岸和田北港観光バス一畑バス日本交通鳥取両備バス岡電バス下津井電鉄広交サンデン交通サンデン観光バス船木鉄道東交バス産交バス熊本都市バス新車長崎遊覧バス祐徳昭和自動車

交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2018/01/31

NO.1318 「貸切バス運賃・料金制度ワーキンググループ」フォローアップ会合 (第4回)

標記の会議が1月31日、
国土交通省中央合同庁舎で18時から開かれた。

今回の議題は、

1.これまでの経緯について
2.貸切バス運送引受書への上下限額記載の義務化による影響について

であった。



これまでの経緯については、
新運賃料金制度を導入し、
加えて実質的な下限割れ運賃防止等の取引環境の適正化として、
貸切バス事業者と旅行業者の間で運賃・料金の上限・下限額や手数料等について明記した書面を取り交わすことを義務付けであった。


これらについて、
貸切バス事業者1,055者に対して調査を行い(回答率52.3%)、

◎ 義務化前と現在のシーズンごとの比較では、

1.閑散期
・「下限割れ」の運送引受割合は、29.9%から1.7%に大幅(△28.2pt)に減少
・「下限額」の運送引受割合は、35.9%から48.7%に増加(+12.8pt)
・「下限額超」の運送引受割合は、34.2%から49.5%に大幅に増加(+15.3pt)


2.通常期
・「下限割れ」の運送引受割合は、20.4%から1.4%に大幅(△19pt)に減少
・「下限額」の運送引受割合は、21.3%から27.0%に増加(+5.7pt)
・「下限額超」の運送引受割合、58.4%から71.6%に増加(+13.2pt)


3.繁忙期
・「下限割れ」の運送引受割合は、20.1%から1.3%に大幅(△18.8pt)に減少
・「下限額」の運送引受割合は17.8%から16.1%に減少(△1.7pt)
・「下限額超」の運送引受割合も62.1%から82.6%に大幅に増加(+20.5pt)


◎ 義務化前と現在の事業者属性ごとの比較では、

1.事業規模別
※ 大規模(保有車両50両以上)、中規模(50両未満~10両以上)、小規模(10両未満)の事業規模別

・規模に関わらず、全てのシーズンにおいて、「下限割れ」の運送引受割合は減少(△12.1~△32.6pt)
・大規模事業者(50両以上)の「下限割れ」はない
・「下限額」の運送引受割合は、概ね増加(+3.4~+18.6pt)しているが、一部では減少(△3.2~△20.0pt)
・規模に関わらず、「下限額超」の運送引受割合は、増加(+8.8~+37.0pt)
・大規模事業者は「下限額超」による運送引受割合が高い傾向


2. バス協会会員・非会員別
・会員・非会員ともに全てのシーズンにおいて、「下限割れ」の運送引受割合は減少(△8.4~△29.3pt)
・会員の方が非会員よりも「下限割れ」の運送引受割合は低い
・「下限額」の運送引受割合は、概ね増加(+1.7~+14.5pt)しているが、一部では減少(△18.3pt)
・会員非会員に関わらず、「下限額超」の運送引受割合は、増加(+5.5~+31.1pt)
・会員の方が「下限額超」による運送引受割合が高い傾向



3.地域別
※運輸局ブロック別

・全ての地域、シーズンにおいて、「下限割れ」の運送引受割合は減少(△7.6~△74.3pt)
・閑散期において、「下限額」の運送引受割合が概ね増加(+7.5~+29.1pt)しているが、一部の地域では減少(△1.9~△10.0pt)
・「下限額超」の運送引受割合は、概ね増加(+2.0~+84.3pt)
・特に北海道、九州地域においては「下限額超」の運送引受割合は、大きく増加






調査結果から、

○ 貸切バス運送引受書への上下限額記載の義務化によって、下限割れを防止する効果が十分に発揮されている。
○ ほとんどの場合において、「下限額」よりも「下限超」の運送引受割合が、より増加している。
○ 運送引受書への上下限額記載を義務化した平成28年度の貸切バス事業者の経常収支率は111.1%(前年117.2%)と減少しているが、引き続き黒字傾向である。加えて、平成28年度の実働日車当たり営業収入についても81,950円(前年81,955円)と堅調に推移しており、経営状況を圧迫しているとまでは言えない。


となった。



これらを踏まえて、

○ 個別取引の場面では旅行業者による下限額への値引き交渉が行われているとの意見も聞かれており、先の国会でも議論されているところである。
○ これらの調査結果を踏まえ、運送引受書への上下限額記載の義務化について、どう考えるべきか。


について協議を行った。






とはいえ、
先の総務省からの勧告(調査)では、
貸切バス事業者では、
運賃の下限割れ= 69事業者計712件中、運賃下限割れ運行が46事業者(66.7%)計210件(29.5%)あり、
下限額の半分以下となっている事例もあった。

また、
旅行業者の調査では、
28旅行業者計203件中、運送引受書の記載漏れが24旅行業者延べ599件あり、
さらに、
運送引受書上で運賃の下限割れ疑いが14旅行業者計27件あった。


加えて、
手数料率が把握できた454件中、手数料を差し引いた運賃が、
下限額の70%未満が27件(5.9%)、
うち50%未満が6件(1.3%)あり、
優越的地位にある旅行業者が、
著しく高い手数料を要求することは独占禁止法の優越的地位の濫用に当たる可能性ありとされている


案の定、
各委員からは、

アンケートの事業者規模が大手に偏っていること、
回答率が50%程度だということ、
これをもって下限割れを防止する効果になっているかとは言えないのではないか、
さらには平気で「下限割れ」と回答してるということは違反を承知していること自体がおかしい
など意見が出された


自身も、

「この資料をみてよくなってきているとあるが、これだけでは判断できない。回答率が50%程度tいうのは、穿った見方でいえば回答していない残りの50%の事業者は全て違反事業者ではないか。実際、地方を回っていると現場では考えられない料金でやっているというのはどこでも聞くし、先般の総務省の調査では7割近い事業者が下限を割っていた。旅行業者の手数料も独禁法に抵触する事例もあった。こんな状況で改善してるとは言いがたい。この間の九州の港を中心とした集中監査が行われたが、そのような取り組みを徹底して悪質事業者を排除していくしかない」


と述べた。



総論として、
運送引受書の上限下限の義務化については継続して取り組んでいくが、
依然として下限割れ事業者が存在していることから、
本日の協議をとりまとめて次回、
協議することとした。



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

■  プロフィール

事務局

Author:事務局
幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


問い合わせ 050-3540-1254


kotsu@soleil.ocn.ne.jp

■  国・行政関係各種検討会に参画



バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会



「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」フォローアップ会議



バス事業のあり方検討会(新)


貸切バス運賃・料金制度ワーキンググループ


高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会


バス事業のあり方検討会





■  FC2カウンター

■  Coming Soon

■  黒字路線への新規参入「既存事業者の妨害」12万筆の署名を国交省へ提出

↓ Crich Here
キャプチャ

■  第1回自動車運送事業のホワイト経営の「見える化」検討会

↓ Crich Here

■  「何かが削られているから安い」~旅行会社主導のバス下請け構造

↓ Crich Here
キャプチャ

■  台湾公視テレビ/日本巴士安全~改革

↓ Crich Here
CropperCapture[30]

■  凍結防止ワイパー

↓ Crich Here
CropperCapture[7]

■  レインボースキット

Click Here ↓
CropperCapture[8]

■  NNNドキュメント「迷走する轍わだち~貸切バス業界の闇~」

↓ Crich Here
CropperCapture[4]

■  TV金沢②バス事故/違反事業者の実態

↓ Crich Here
CropperCapture[1]

■  TV金沢①バス事故/守られない運賃

↓ Crick Here
CropperCapture[2]

■  「旅行業者の責任重い」

↓ Click Here
toukouwebrog.gif

■  「参入要件の見直しと徹底的な監査を」

↓ Click Here

■  違法行為の数々 ずさんな管理~長野スキーバス事故

↓ Click Here
CropperCapture[2]

■  格安スキーツアーの実態

↓ Click Here
CropperCapture[1]

■  格安ツアーの止まらない恐怖

↓ Click Here
CropperCapture[6]

■  適切な点検実施せず/西区事故 社長逮捕のバス会社

Click Here ↓
無題

■  「長距離運行の安全を確保するには」

Click Here ↓
労働の科学 5月号

■  交通労連結成50周記念レセプション

↓ Click Here

■  「保安要員」義務化を

toukouwebrog.gif

■  繰り返される事故~国対策も安全確保不十分

Click Here ↓
無題

■  人不足 遠い労務改善

Click Here ↓

■  石川テレビ「北陸道夜行バス事故」

↓ Click Here
写真「バス事故」

■  第1回バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会~「バスの運転者が足りない!」

↓ Click Here

■  高速バス新時代 勝ち抜く条件は?

↓ Click Here

■  『あれから1年/ツアーバ本格規制』

Click Here ↓
無題

■  関越道高速ツアーバス事故から1年/安全規制は?

↓ Click Here

■  大型2種免許取得者減/国の後押し必要

toukouwebrog.gif

■  貸切バスにも距離基準

Click Here ↓
toukouwebrog.gif

■  第5回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here

■  第1回バス事業のあり方検討会(新)

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(意見交換)③

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)②

↓ Click Here

■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)①

↓ Click Here

■  第4回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here
220px-TSD40_J_bus_fan_club.jpg

■  規制緩和の是正と新たなルールの構築

Click Here ↓
労働の科学 9月号

■  『安全対策 道半ば』

Click Here ↓
無題

■  責任~関越道バス事故から3ヶ月

↓ Click Here

■  関越道高速ツアーバス事故をめぐる労組などの動向

Click Here ↓

Business Labor Trend 7月号

■  第3回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓ Click Here

■  闇に消えた安全

↓ Click Here

■  第1回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

↓Click Here

■  『提言に7年/遅れた乗合一本化』

Click Here ↓
logo.gif

■  『安全置き去りに』

Click Here ↓
toukouwebrog.gif

■  『夏休みまでに早急な対応を』

Click Here ↓
logo-nikkei.gif

■  前田国土交通大臣への要請

↓Click Here
DSC_0023.jpg

■  『行政の対応遅い』

Click Here ↓
lo,,go

■  夜行ツアーバス「危険運行の実態」

↓Click Here

■  貸切バス事業者評価制度

click here ↓
img_safety_bus2.gif

■  カテゴリ

■  リンク

■  テールランプ~労連新聞編集後記



↑Click Here ♪

■  最新コメント

■  最新記事

■  最新トラックバック

■  月別アーカイブ

■  メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

■  アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ニュース
247位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ローカル
10位
アクセスランキングを見る>>

■  天気予報


-天気予報コム- -FC2-

■  カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

■  QRコード

QR

■  検索フォーム