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交通労連 軌道バス部会

全国のバス・鉄道に係る情報です
2012/10/31

NO.560

バス事故半年 祈り絶えず



 藤岡市の関越自動車道で7人が死亡、39人が重軽傷を負ったツアーバス事故から29日で半年を迎えた。7月に供養塔が建立され、今も遺族や地元住民らが手向ける花が絶えない現場近くの観音寺には今月、新たに地蔵が寄贈された。一方、行政なども、事故をきっかけに見えてきた問題の改善に取り組んでいる。

■鎮魂を願う人々

 事故現場から数百メートルの場所にある観音寺。広瀬雅敏住職(67)が犠牲者のために建てた供養塔の隣に今月初め、地蔵が建立された。地蔵は藤岡市出身で建築や家具製作を手掛ける高崎市の福島直さん(35)が寄贈した。
 福島さんは、広瀬住職が理事長を務める神流保育園で遊具を作る仕事を請け負っており、広瀬住職が9月、福島さんに木製ベンチの製作を依頼。その際、ベンチの代金を犠牲者のために寄付しようとした福島さんに、広瀬住職が地蔵の寄贈を提案した。
 福島さんは「事故現場は自分もよく知った道。地元出身者として何かできないか考えさせられた」と話す。
 寺には遺族や乗客のほか、地元住民らも通っており、毎日、誰かが供養塔と地蔵に手を合わせている。広瀬住職によると、事故とは無関係のバス会社や旅行会社の関係者も全国から来ており、広瀬住職に「他人事とは思えず訪れた」などと言い残していくという。


■ガードレール

 事故では、バスがガードレールと防音壁の隙間に前面から入り込み、この隙間が被害拡大につながったとの指摘が出ていた。
 東日本高速道路の管内では事故後、約2400か所で同様の隙間が確認され、大型車の交通量などに応じて順次、ガードレールの延伸工事など対策が進められている。2014年度までに工事を終える予定だ。
 一般道でも県が、約3300キロの県管理道路について5月に緊急点検を実施。防護柵の破損などが確認された約860か所で既に工事を終えた。
 さらに県は、バス事故の現場と同様に、異なる材質の防護策が隣り合う箇所など、対策が必要な約700か所について9月補正予算に約2億1000万円を計上。今年度中に工事を行う予定だ。


■医療チーム


 県と東日本高速道路は事故を教訓に、災害派遣医療チーム「群馬DMAT」が使うドクターヘリを高速道路上に着陸させられるよう、協定締結に向けた協議を進めている。
 こうした協定は千葉県や埼玉県などが既に結んでいるが、群馬県にはない。
 バス事故の当日、ドクターヘリは救急車の患者を搬送するため、事前に指定されていた高崎市新町の公園に着陸したが、重症患者は既に救急車を使って陸路で搬送されていた。
 県は7月、東日本高速道路や各消防本部などと協定締結を目指す方針を確認した。ただ、高速道路上で着陸可能な場所を探すには調査が必要で、県医務課は「確認を終えるまでには1、2年かかる」とする。







「バス衝突」想定訓練 DMAT出動新マニュアルで



 日本赤十字社県支部と県は28日、前橋市で、藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したツアーバス事故を受け7月に変更された災害派遣医療チーム(DMAT)の派遣要請マニュアルを使った救護訓練を行った。各地の消防本部やDMAT指定病院などから計約450人が参加した。
 訓練は、観光バス2台が衝突して商業施設にぶつかり、乗用車も巻き込まれて100人以上のけが人が出た事故を想定。司令室役の前橋市消防局からメールを受け取った消防、DMAT、県などの担当者は、実際の移動時間を考慮して時間差で事故現場に駆けつけた。
 負傷者の数や状況は事前に知らされておらず、参加者は、無線で連絡を取ったり、現場でチームを組んだりしながら訓練を行った。
 県から大規模災害時の調整を担う災害医療コーディネーターを委嘱されている中野実医師(55)は、「シナリオの無い訓練で、災害時の県内の実態を各自が把握できた」と話した。
 DMATを巡っては、関越道のツアーバス事故で出動の遅れが指摘されており、県は、消防から直接出動要請ができるようにマニュアルを変更していた。







大船渡線BRT、来春にも運行 JR東が長期経営構想を発表



 JR東日本は30日、2020年を見据えた長期の経営構想を発表した。東日本大震災で被災し、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧する大船渡線気仙沼-盛間の運行開始時期について、「2013年春を目指す」と明記した。
 同じく被災した気仙沼線柳津-気仙沼間のBRT運行は12年内、山田線宮古-釜石間は引き続き地元との協議を進めるとした。被災3路線とも、BRTでの復旧はあくまで「仮」としたが、鉄路での本復旧の見通しは示さなかった。
 構想は、鉄道事業者として被災地の観光振興や地域活性化に取り組む姿勢も鮮明にした。
 冨田哲郎社長は鉄路復旧について「安全対策や地域の街づくり計画との整合性、最終的には費用負担の問題がある。応分の負担はするが、国や自治体の負担を求めたい。現時点で見通しについて、確たるものを持ち合わせていない」と話した。







高齢者の足守れ



◇東山に月1バス…住民団体 募金で運行1年


 東山区の南東にある今熊野地区に、住民らの募金で月に1度だけ運行するバスがある。高齢化が進む地域で、地元の任意団体「今熊野生活支援あしの会」が昨年10月に運行を始めて1年。同会は「これからも高齢者の買い物や通院の“足”を守りたい」と決意を新たにしている。(二谷小百合)
 30日午前9時。26人乗りのマイクロバスが京都幼稚園前を出発した。
 「いつもお世話さんです」
 「今日はどこまでですか」
 車内では、住宅街から商店街や病院に向かう高齢者らが和やかな雰囲気で声をかけ合う。買い物カートいっぱいに商品を詰め込んだ乗客に、添乗したボランティアスタッフが「ようけ買えましたか」と声をかけると、「おかげさんで」と笑顔が返ってきた。
 バスはこの日、病院や京阪東福寺駅、今熊野商店街と、いつものコースを午後1時まで4時間かけて巡回。延べ約60人が乗車した。


東大路通の東側に広がる同地区の住宅街では細い坂道が入り組む一方、交通量が多い。バス停まで距離があり、日々の買い物や通院でタクシーを使う高齢者も目立つが、負担は軽くない。
 「少しでも高齢者の生活の手助けになれば」と、住民有志から声が上がり、昨年7月に同会を結成。同10月から、地元に支店がある「京都急行バス」のバスを貸し切る形で、月末の火曜に運行を始めた。
 月に1度の運行のため、21か所のバス停は当日朝に設置。運転は同社の運転手が務めるものの、ほかは当日都合が付く十数人のボランティアが時刻表を貼ったボードを掲示し、乗降や荷物の積み下ろしを手伝う。
 バス運賃の徴収は道路運送法などに抵触するため、収入は会員約130人の会費(1口1000円)や募金。乗客はバス内の募金箱に任意の金額を入れて降車する。評判は上々で、延べ約800人が利用した。
 「買い物の帰りは坂道がつらく普段はタクシー。料金が負担になるので、バスがあって本当に助かる」と、乗車した丹治ふきさん(83)。利用した男性(82)も「病院まで歩いて30分。今ではバスの運行日に合わせて病院も予約している」と笑顔を見せる。
 運行回数の増加を求める声もあるが、採算や人員確保の問題から難しい。それでも、同会の福田光代会長(74)は「当初はどうなるかと不安だったが、何とか1年続けられた。利用者の声を聞きながら、これからも続けていきたい」と意気込んでいる。


◇城陽でNPO送迎サービス



買い物などに行くための交通手段がない高齢者や障害者をサポートしようと、送迎サービスを行うNPO法人「にぎわいづくり城陽レジェンド」(奥田龍之介理事長)が城陽市に設立され、活動を始めた。寄付を主な活動資金とし、登録した高齢者らの買い物や通院などを手助けする。
 同市では少子高齢化が進み、車などの交通手段を持たない高齢者が増えていることから、外出を促すことでまちを活気づけてもらう目的で、今年6月11日に法人を設立した。
 会員登録をした高齢者らが買い物などをする際に、同法人が運行する車で送迎する。利用は移動が困難な市民に限られ、入会金2000円、年会費1000円を支払えば、何度でも利用できる。
 現在は、奥田理事長を含め理事6人で運営。理事らの私有車で送迎しているが、今後、専用のワゴン車を用意し、職員も雇う方針。
 今月21日に初の活動を行い、高齢者12人を同市内で催された敬老のつどいに送迎。高齢者らが住む地区では、市が補助する民間バス路線が9月に運休したことから、喜ばれたという。奥田理事長は「これから本格的に活動を開始し、高齢者らと地域をつなぐ懸け橋になりたい」と意気込む。
 送迎時間は午前9時半頃~午後6時半頃で、前日午後5時までに申し込む。また、同法人は一口1万円から寄付を求めている。







スクールバスと軽乗用車衝突、児童13人けが




 30日午前7時40分頃、岐阜市柳津町高桑の市道交差点で、市立柳津小学校のスクールバスと同市の会社員男性(37)の軽乗用車が出合い頭に衝突した。
 この事故で、バスに乗っていた同校の児童41人のうち、1~3年生の男女13人が首や腰に軽いけがを負った。男性にけがはなかった。
 岐阜県警岐阜羽島署の発表によると、現場は信号機がなく、男性側の道路に一時停止の規制があったという。







タクシー 交通弱者向け事業広がる



 県内で買い物代行や高齢者の安否確認、塾などの習い事に通う子どもの送迎など新しいサービスを手がけるタクシー会社が増えている。共通するのは、車を自ら運転できない「交通弱者」を対象にしている点で、車社会の本県に合ったサービスといえる。事業者は「気軽に利用してもらえるようにしていきたい」と呼びかけている。
 新和タクシー(前橋市元総社町)は10月から「ヘルパータクシー」の名称で、客を乗せずにサービスを行う「救援事業」を本格的に始めた。サービスは、買い物代行、高齢者の安否確認、自動車のバッテリー充電、忘れ物の受け取り、病院の順番取り、処方薬の受け取りの6事業だ。いずれも、基本料金は移動時間も含め30分で2500円、以降30分ごとに2200円が加算される。
 本県では、商業施設の郊外化などが進んでおり、車を持たず日用品の購入も難しい「買い物難民」が増加している。また、独居老人の孤独死も社会問題となっている。こうした問題に対応する救援事業は、24時間365日営業するタクシー会社の利点を生かしたサービスだ。会社側にも、客の待ち時間を有効に利用できるメリットがある。
 同社の高齢者安否確認は、県外に住む家族らからの依頼を想定。所在を確認した上で、連絡する仕組みで定期的な利用も見込む。同社の武田恭直副社長は「運転手には地域に詳しい人も多い。地元ならではの視点でサービスを行いたい」と語る。
 群馬運輸支局によると、こうした救援事業を行うタクシー会社は増加傾向にあり、10月現在で認可したタクシー会社は、県内で9社に上る。
 一方、通常のタクシー事業で交通弱者に目を向けたサービスに取り組む動きもある。「榛名観光」(高崎市上並榎町)は2005年から習い事に通う子どもを、送迎する取り組みを行っている。子どもの緊張を和らげるため、乗務員を全て子育て経験のある女性にしたのが特徴だ。
 利用には、会員登録が必要だが、特に共働きの家庭などに人気があるといい、会員は月に2、3件ずつ増加。登録件数は約180件に上る。
 新しいサービスの増加に伴い、利用者の利便性を向上させようと、県内のタクシー会社など、66社が加盟する県ハイヤー協会(前橋市野中町)はホームページでの情報提供を強化。サービス内容が一目で分かる取り組みも始めている。
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2012/10/30

NO.559

バス自動ブレーキ義務化/国土交通省方針


 高速ツアーバスなどで事故が相次いでいることを受け、大型バスにも「自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」の装着が義務化される見通しになった。国土交通省は近く、有識者などでつくる検討会に義務化を提案。了承を得た後、年内にも正式決定する。すでに大型トラックでは義務化が決まっており、高速走行などを想定した大型バスについても数年以内に同様の規制が始まる。
 
 自動ブレーキは乗用車で普及が始まっており、大型トラックでは、22トン超は2014年11月以降、20トン超は16 年11月から、それぞれ新車を対象に義務化される。一方、大型バスについては、高速走行中に自動ブレーキで急制動がかかると乗客がケガをする恐れがあるとして、国交省では義務化を見送ってきた。しかし、今年4月、群馬県藤岡市の関越自動車道で、居眠り運転のツアーバスが道路左側の壁に衝突し、乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負う事故が発生した。


 国交省では、バス運転手が夜間にー人で運行できる上限距離を見直す一方、車両の安全対策については有識者検討会などで協議。新車販売される大型バスを対象に、自動ブレーキのほか、居眠り運転で走行中に車両がふらついた場合などに運転席で警報を鳴らす「車線逸脱警報装置」など、新たな安全装置の義務化が可能かどうか検討を続けてきた。今年7月に安全基準が強化され、10人乗り以上の車両の場合は、急制動などの際に乗客が前方のイスに衝突しても重大なケガをしないよう、衝撃を吸収する構造にすることなどが義務づけられた。このため、国交省では、大型バスに自動ブレーキを導入しても、乗客が被害を受ける危険性は減少したと判断。自動ブレーキは事故軽減に一定の効果があるとして、義務化を目指すことになった。



 義務化の対象となるのは、ツアーバスや観光バスなど、高速道路で使用されることが多い大型バスになる見通し。路線バスなど「立ち席」があるタイプは対象外とする方針。国交省では来月1日開催の検討会で義務化を提案し、年末までに対象車種などについて詳細を詰めるとしている。




官民あげて普及促進を

 
 高速道路を長距離運行するツアーバスなどは近年、規制緩和で参入業者が増加している。大型バスの自動プレーキ導入に慎重だった国交省が方針転換したのは、義務化に踏み切らなければ、価格競争の激しいバス事業者の間で、安全性がないがしろにされかねないという危機意識があるためだ。


 しかし、義務化の対象は新車のみ。自動ブレーキを後付けするのは現時点では不可能で、普及のためには新車への買い替えを促進するしかない。しかし、バス事業者の多くは経営体力に乏しく、1台数千万円もする買い替え費用を負担するのは容易ではない。義務化されても、すべての大型バスに自動ブレーキが装着されるには、かなりの時間が必要になる。悲惨な事故を防ぐためにも、新車買い替えのための補助・助成制度の充実など、官民をあげて普及を促進する取り組みが必要だ。

2012/10/29

NO.558

BRT区間 新潟交通が「青山駅まで」提案

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 新潟市が2014年度までに公設民営方式で導入する予定のBRT(バス高速輸送システム)について、同市は24日、第1提案権を持つ新潟交通の提案書を公開した。新潟市が2月に発表した基本方針では、新潟駅―白山駅を第1期導入区間としていたが、同社は距離がほぼ2倍となる西区の青山駅までの運行を提案した。
 BRTのイメージ図(新潟市提供)  提案書によると、〈1〉BRTが高頻度、高速で走る幹線〈2〉幹線の各駅と郊外とを結ぶ支線〈3〉JRなど他の交通機関に接続するフィーダー線の3種類に分け、中心部で重複していたバス運行をBRTで代替し、余った台数で支線やフィーダー線の運行本数を増やす。
 BRTと同じ区間を走るバスは15路線2088便から4路線723便に減らすが、BRTと接続するバスは2路線170便から13路線1887便に増やす。廃止路線は2路線16便で、新規路線は3路線240便としている。
 青山駅までの運行は、青山駅で自家用車から乗り換えるための駐車場用地確保が容易であることなどを理由として挙げている。市民の意見を30日まで募集し、第2回の審査委員会で検討する。








路線バスの利用促進へ7路線で「200円バス」社会実験/多治見市


 多治見市は、公共交通の利用促進策として、11月から市内の18の路線バスのうち7路線を対象に運賃を値下げする「200円バス」の社会実験を実施する。1月末まで(12月29日から1月3日を除く)の平日に実施し、実験結果に基づいて全路線での展開を検討するという。
 社会実験は、東濃鉄道が運行する路線のうち多治見駅発着でなかったり、国や県から補助金を受けている路線などは対象外とし、7つの路線で実施する計画。国の先導的都市環境形成促進事業費補助金を利用し、同市が東濃鉄道(同市)に運行を委託することにしていて、事業費千百万円の半額を市が負担する。平日の午前10時から午後4時の利用について上限運賃を200円(小学生半額)に設定する(200円未満の区間は現行通り)もので、最も高い片道420円の区間は220円の引下げとなる。運賃の値下げで利用客が現在の1.4倍になれば値引き分はまかなえるとしている。







灘区の南北結ぶ「坂バス」を1ヵ月間、社会実験として運行/神戸市


 神戸市は、1ヵ月間の社会実験として、灘区内をJR灘駅からまやビューライン摩耶ケーブル駅まで南北に結ぶ「坂バス」の運行を始めた。摩耶山や六甲山へのアクセス向上による活性化や、特に山裾の坂の多い地区の住民の利便性向上を目指す。
 運行は、地域住民らでつくる「まやビューラインアクセス向上実行委員会」が、みなと観光バス(神戸市東灘区)に委託する形で灘駅と摩耶ケーブル駅間を往復する。26日から11月25日までの毎日、午前7時~午後9時半に計37本、朝夕には1時間に3本の間隔で運行され、料金は200円(小学生は半額)均一。







井笠鉄道バスの代替運行認可、走行距離は43%減少/中国運輸局


 井笠鉄道(笠岡市)のバス事業廃止問題で、中国運輸局は23日、中国バス(福山市)などから申請があった11月以降の代替運行の路線系統を認可した。運賃は現行と同額だが、18系統が廃止され、土日曜を除く20系統の減便により平日1日当たりの走行距離は43%減になるという。
 中国バスが38系統、北振バス(岡山県矢掛町)が12系統、日の丸タクシー(倉敷市)が2系統、それぞれ引き継ぎ、井笠鉄道の76系統のうち沿線自治体から要請された52系統が運行される。高速バスの5系統も中国バスが引き継ぐことが認められた。
 なお、中国バスは、代替運行する来年3月までの期間、井笠鉄道の従業員83人を契約社員として雇用することを決めた。それ以降については、自治体の費用負担で運行する「公設民託方式」が実現すれば正社員に切り替えて雇用する方針だとしている。内訳はバス乗務員60人、事務職13人、清掃作業員5人、車両整備員3人、ガイド2人。中国バスの採用面接には関連会社含む全従業員165人のうち101人が応募したが、勤務地変更などを理由に内定辞退もあったという。同社は今後も井笠鉄道従業員の採用面接を続ける意向。また、井原市内の循環バス12路線を引き継ぐ北振バスも井笠鉄道の従業員を雇用する予定だとしている。







中央道でバスにトラック追突、39人病院搬送


 27日午後0時35分頃、長野県伊那市小沢の中央自動車道上り線で、大型観光バスに大型トラックが追突し、バスは弾みで前方の乗用車2台に衝突した。
 県警高速隊によると、バスの40人のうち、乗客38人と添乗員1人が病院に運ばれ、少なくとも26人が軽傷。
 同隊は、渋滞で速度を落としていたバスに突っ込んだとして、トラック運転手の上戸伸容疑者(31)(長野県山形村)を自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕した。上戸容疑者は「脇見運転していて、気づくのが遅れた」と話しているという。巻き込まれた乗用車側にけが人はなかった。
 バスは日本交通(大阪市)が運行し、同社によると、27日朝に大阪市を出発し、28日にかけて長野県内などで紅葉見物やリンゴ狩りをするツアーだった。上戸容疑者は野菜を運搬している途中だった。
2012/10/26

NO.557

北海道多重事故:乗用車の2人死亡、バス乗客ら43人けが


 26日午前6時55分ごろ、北海道喜茂別(きもべつ)町の国道230号の中山峠頂上付近で、マイクロバスと乗用車など3台が関係する事故が発生。北海道警や地元消防によると、乗用車に乗っていたとみられる2人が死亡。バスの乗客ら43人が軽傷を負い、病院に搬送されている。43人はいずれも自力で歩けるという。







関越道バス事故:名義貸し審理、26日に社長初公判 


◇「謝罪、どんな言葉か」 遺族、事故原点探る

 群馬県藤岡市の関越自動車道で4月、7人が死亡し39人が負傷した高速ツアーバス事故で、道路運送法違反罪などに問われた千葉県のバス会社「陸援隊」社長、針生裕美秀(はりう・ゆみひで)被告(55)の初公判が26日、前橋地裁である。「被害者や事故への思いを、どんな言葉で語るのか」。事故で犠牲になった林郁子さん(当時49歳)の夫稔さん(54)は富山県高岡市から傍聴席に駆けつけ、初めて間近で被告を見つめる。
 髪を二つに束ね白い夏服でほほ笑む郁子さん。稔さんは「優しくて、明るくて、一番家内らしい写真です」と遺影に目を細める。20年以上も自宅でピアノ教室を開いていた郁子さん、中学校教諭の稔さんと娘2人らで、2年前に仙台市の七夕祭りを訪れた際の1枚。家族旅行は年に1度の恒例行事だった。だが「あの日以来、気持ちが晴れる日は一日もない。心の底から笑うこともない」。
 あの日のバスで、千葉県の親を訪ねるはずだった郁子さんは3列目の窓側に、同行した長女彩乃さん(24)は通路側に座った。2人が就寝中に車体は防音壁に激突、郁子さんは前橋市の病院で死亡が確認され、彩乃さんは左半身に大けがをした。8月末に退院できた彩乃さんは、戻った自宅の「音」で現実を知った。教え子に聞かせる軽快なピアノの音が消え、代わりに僧侶の読経が響く。「お母さんはもういないんだと実感した」
 稔さんは被害者の会の世話役を務め、現場周辺への慰霊碑建立も目指す。だが5月下旬に針生被告も訪れ金沢市であった被害者説明会には参加しなかった。形ばかりの謝罪は聞きたくないからだ。
 バス運転手、河野化山被告(44)の公判日程は未定。河野被告の無許可ツアーに会社の名義を貸したとされる針生被告の公判では、事故は直接の審理対象ではない。だが、その原点を探る法廷だ。稔さんは「針生被告という人間を見極めたい」と決めている。








高速バスに「くまモン」乗車  九州産交バス


 九州産交バスは10月20日から、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のぬいぐるみを夜間高速バスの座席に座らせるキャンペーンを始めた。
 高さ70センチの「くまモン」が乗車しているのは、熊本と大阪・京都間を運行する「夜間高速あそ☆くま号」の自社運行便のみ。車内の混雑状況によっては、設置されない場合もあるという。
同社では今年8月に「あそ☆くま号」の運行開始時から、車体に「くまモン」のイラストが書かれたラッピングバスを走らせてきたが、乗客に夜間高速バスでの移動を楽しんでもらうとともに、「あそ☆くま号」の認知度をより高めるために車内への設置を決めた。

2012/10/26

NO.556

アルピコ交通、温泉急行バスを運行開始


美ケ原温泉地区間に急行バス「スパライナー」を設定し8月11日から運行開始した。松本騒浅間温泉地区間が急行区間となる。運行は美ケ原温泉地区行が1日片道4回、松本駅行が同2回である。所要は浅間温泉地区が30分、美ケ原温泉地区が30分で運賃はともに350円。








岐阜市が新たに2つのコミバス


 岐阜市は次の2つのコミュニティバスの試験運行を開始した。運行はともに日本タクシーが担当している。

「芥見・岩っこバス」:9月1日に運行開始。市東部の芥見岩地区を循環2ルートで運行する。このうち芥見ルートはバロー芥見店を起終点に下芥見、自由ケ丘、諏訪山団地、上芥見などを巡回する。偶数日に7回運行される。もう一つの岩ルートはバロー岩店を起終点に法華寺西、下芥見、バロー芥見店、東部コミュニティセンターなどを巡回する。奇数日に5回運行される。運賃はともに100円。

「方県・網代バス」:10月1日から運行開始。市北西部の方県網代地区を2ルートで運行する。このうち方県ルートは佐野公民館-折立平野総合病院間で、もう一つの網代ルートはプラザ掛洞-折立平野総合病院問で運行される。回数運賃はともに300円。なお「方県・網代バス」の運行開始に伴い岐阜乗合自動車が方県網代地区で運行していた掛桐西郷線と伊自良線は廃止された。







遠州鉄道、「くるる」のルートを見直し


 遠州鉄道は浜松市内循環バス「くるる」を、浜松駅を起終点とする3循環ルートで運行している。10月1日から「東ループ」と「西ループ」のルートを見直し、重複部分をなくすとともに車両運用を共通化し、1台の車両が交互に「東ループ」と「西ループ」を運行する形態に変更した。これまで両ルートにまたがる利用は、浜松駅で乗り換えが必要であったがそれがなくなった。また車両の共通化により運行回数はともに28回から22回に減少した。もう一つの「南ループ」は始発・終発時刻が30 分繰り上げられた。







関空で燃料電池バスが試験運行


 水素供給・利用技術研究組合は関西国際空港で10月28日から燃料電池バスの試験運行を開始する。水素および燃料自動車の普及啓発が目的である。使用されるのはトヨタのFCHV - BUS が1台で、関西空港第2ターミナルビル(LCC 専用ターミナル)のオープンに合わせて駅と第2ターミナル間の連絡バスとして土日祝日に運行する。水素は関西空港水素ステーションで供給する。なお関西地区での燃料電池バスの運行は初めてとなる。







神戸市、「森バス」を運行開始



 神戸市は六甲摩耶の観光促進として「六甲・摩耶山あちこち回遊推進社会実験」を実施している。その一環として六甲摩耶山の山上施設を結ぶ「まやビューライン・森バス」を運行している。区間は、まやロープウエィ星の駅-森林植物園間で天上寺、六甲山牧場などを経由する。運行は阪急バスが担当している。10月6日~11月25日の土日祝日に概ね10時30分~17時30分の間に20分間隔で運行される。運賃は160~450円で1日券(500円)なども用意される。







西鉄、福岡外環状道路経由の700番を本格運行


 西日本鉄道は、2011年10月31日から福岡外環状道路経由、福大病院-大橋駅間(行先番号700 番)の試験運行を行ってきたが、2012年10月31日から本格運行に移行する。この路線は、福岡外環状道路を利用し沿線の医療機関や公共施設と駅を結び、アクセスの向上を図る目的で福岡市の社会実験として運行されてきた。利用者数は目標(1日1,500人)の達成まであと一歩という状況で、沿線から存続の要望が強く、公共交通ネットワークとしても重要性が高いことから本格運行に踏み切った。また、同路線では2012年10月9日~2013年3月31日まで福岡市と共同で「ヒヤリング・ループ」の実証実験を行っている。これは補聴器を使用する利用者が車内放送を聞き取りやすくするための試み。仕組みはスピーカーからの音声ではなく「ヒヤリング・ループ」と呼ばれるコイル状の電線からの信号(磁界)を誘導コイル内蔵の補聴器で受信するものである。







有明フェリー接続の無料バス


 熊本県の長洲港と長崎県の多比良港を結ぶ有明フェリーを運航する有明海自動車航送組合は、フェリーに接続する無料シャトルバスの運行を10月5日から開始した。運行区間は、九州新幹線玉名駅-長洲港間と、多比良港-雲仙温泉間で12月2日までの金曜日と土日祝日に運行される。玉名駅―長洲港間(所要約35分)は九州産交バスにより1日14回、多比良港-雲仙温泉間(所要約40分)は島原鉄道により雲仙温泉行片道9回、多比良港行片道7回が運行される。なお、有明フェリーの所要は約45分なので、玉名駅から雲仙温泉まで2時間程度で行けることになる。
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Author:事務局
幾度となく重大事故が繰り返される。その都度、安全規制が強化されるが問題は、守れない事業者にいかに守らせ、守れなければ排除すること。誤った規制緩和を是正し、利用しやすい公共交通の確立をめざし、行政に対して政策を訴え続けます。掲げた政策の実現のため日々、努力あるのみです。


問い合わせ 050-3540-1254

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バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会



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■  TV金沢②バス事故/違反事業者の実態

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■  TV金沢①バス事故/守られない運賃

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■  「旅行業者の責任重い」

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■  「参入要件の見直しと徹底的な監査を」

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■  違法行為の数々 ずさんな管理~長野スキーバス事故

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■  格安スキーツアーの実態

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■  格安ツアーの止まらない恐怖

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■  適切な点検実施せず/西区事故 社長逮捕のバス会社

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無題

■  「長距離運行の安全を確保するには」

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労働の科学 5月号

■  交通労連結成50周記念レセプション

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■  「保安要員」義務化を

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■  繰り返される事故~国対策も安全確保不十分

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無題

■  人不足 遠い労務改善

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■  石川テレビ「北陸道夜行バス事故」

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写真「バス事故」

■  第1回バスの運転者の確保及び育成に向けた検討会~「バスの運転者が足りない!」

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■  高速バス新時代 勝ち抜く条件は?

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■  『あれから1年/ツアーバ本格規制』

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無題

■  関越道高速ツアーバス事故から1年/安全規制は?

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■  大型2種免許取得者減/国の後押し必要

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■  貸切バスにも距離基準

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■  第5回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

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■  第1回バス事業のあり方検討会(新)

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■  高速ツアーバス実態調査(意見交換)③

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■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)②

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■  高速ツアーバス実態調査(金沢駅周辺)①

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■  第4回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

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■  規制緩和の是正と新たなルールの構築

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労働の科学 9月号

■  『安全対策 道半ば』

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無題

■  責任~関越道バス事故から3ヶ月

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■  関越道高速ツアーバス事故をめぐる労組などの動向

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Business Labor Trend 7月号

■  第3回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

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■  闇に消えた安全

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■  第1回高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会

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■  『提言に7年/遅れた乗合一本化』

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■  『安全置き去りに』

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■  『夏休みまでに早急な対応を』

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■  前田国土交通大臣への要請

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■  『行政の対応遅い』

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■  夜行ツアーバス「危険運行の実態」

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■  貸切バス事業者評価制度

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