NO.523
U・Iターンの促進へ通勤通学の高速バス運賃を補助/島根県邑南町
島根県邑南町は、町内から浜田自動車道を利用して広島市内へ通勤、通学する人の高速バス運賃や通行料を補助する実証実験を10月から始める。U・Iターンを進めるのが狙いで、2014年3月末まで、1世帯に1ヵ月2万円を1年間支払う。
10月以降、県外から町内に引っ越した世帯が対象で、年間5世帯の利用を想定。事業費は広告費を含め240万円で、半額は県の補助を見込む。利用が多ければ14年4月以降も続けるとしている。
最寄りの瑞穂、大朝インターチェンジ(IC)からバスや普通車で広島バスセンター(広島市中区)や広島IC(同市安佐南区)へ向かうと、運賃や通行料は片道1880~1450円で、1ヵ月(21日間)通うと5~7万円かかる。2011年度に県広島事務所が県西部出身者にアンケートしたところ、回答した229人中24人が「条件が整えば(Uターンして)越境通勤したい」としたという。
笑顔乗せてバス通学 八女の堀川バス運行再開
「ほら、奥の方はちゃんと詰めて座らんと。後からどんどん乗ってくるけんね」。八女市星野村の星野小学校で授業が始まった30日朝。堀川バスの車内に、6年生の山口珠実さん(12)のしっかりした声が響いた。
市中心部を出発した「十篭(じゅうごもり)車庫前」行きの路線バスが、星野村最初のバス停「縫尾(ぬいお)」に到着したのは午前7時半ごろ。2~6年生の10人が乗り込むと、静かだった車内にパッとおしゃべりの花が咲いた。全員が席に着くとバスはゆっくり動き始めた。
九州北部豪雨で市中心部と星野村を結ぶ県道52号(八女香春線)が寸断され、堀川バスも部分運行や減便が続いた。道路の復旧や迂(う)回路が確保されるたびに運行エリアを広げ、十篭まで開通したのは9日。26日からは運行本数も被災前と同じにまで回復した。
同社によると、昨年度の通学利用者は延べ約15万人で、1日平均約400人。「児童にとっては、重要な通学の足。2学期が始まる前には、なんとか元に戻したかった」と担当者は話す。
豪雨後初の集団登校となったこの日、にぎやかな車内を眺めながら山口さんがつぶやいた。「下級生を静かにさせるのは大変だけど、また、みんなで楽しい通学が始まった。今日も一日がんばります」
三岐鉄道北勢線への支援の15年度まで延長を決定/沿線の対策協
三岐鉄道北勢線(西桑名駅-阿下喜駅)の沿線自治体でつくる「北勢線対策推進協議会」はこのほど、自治体による支援を15年度まで延長することを決めた。桑名、いなべ両市と東員町の3市町の負担額は今後、早急にまとめる方針としている。
同線は2003年4月に近鉄から事業譲渡された後、沿線自治体の財政支援を受けて10年間で黒字転換を図るとし、今年度まで3市町から計約55億円の補助を受けている。
島根県邑南町は、町内から浜田自動車道を利用して広島市内へ通勤、通学する人の高速バス運賃や通行料を補助する実証実験を10月から始める。U・Iターンを進めるのが狙いで、2014年3月末まで、1世帯に1ヵ月2万円を1年間支払う。
10月以降、県外から町内に引っ越した世帯が対象で、年間5世帯の利用を想定。事業費は広告費を含め240万円で、半額は県の補助を見込む。利用が多ければ14年4月以降も続けるとしている。
最寄りの瑞穂、大朝インターチェンジ(IC)からバスや普通車で広島バスセンター(広島市中区)や広島IC(同市安佐南区)へ向かうと、運賃や通行料は片道1880~1450円で、1ヵ月(21日間)通うと5~7万円かかる。2011年度に県広島事務所が県西部出身者にアンケートしたところ、回答した229人中24人が「条件が整えば(Uターンして)越境通勤したい」としたという。
笑顔乗せてバス通学 八女の堀川バス運行再開
「ほら、奥の方はちゃんと詰めて座らんと。後からどんどん乗ってくるけんね」。八女市星野村の星野小学校で授業が始まった30日朝。堀川バスの車内に、6年生の山口珠実さん(12)のしっかりした声が響いた。
市中心部を出発した「十篭(じゅうごもり)車庫前」行きの路線バスが、星野村最初のバス停「縫尾(ぬいお)」に到着したのは午前7時半ごろ。2~6年生の10人が乗り込むと、静かだった車内にパッとおしゃべりの花が咲いた。全員が席に着くとバスはゆっくり動き始めた。
九州北部豪雨で市中心部と星野村を結ぶ県道52号(八女香春線)が寸断され、堀川バスも部分運行や減便が続いた。道路の復旧や迂(う)回路が確保されるたびに運行エリアを広げ、十篭まで開通したのは9日。26日からは運行本数も被災前と同じにまで回復した。
同社によると、昨年度の通学利用者は延べ約15万人で、1日平均約400人。「児童にとっては、重要な通学の足。2学期が始まる前には、なんとか元に戻したかった」と担当者は話す。
豪雨後初の集団登校となったこの日、にぎやかな車内を眺めながら山口さんがつぶやいた。「下級生を静かにさせるのは大変だけど、また、みんなで楽しい通学が始まった。今日も一日がんばります」
三岐鉄道北勢線への支援の15年度まで延長を決定/沿線の対策協
三岐鉄道北勢線(西桑名駅-阿下喜駅)の沿線自治体でつくる「北勢線対策推進協議会」はこのほど、自治体による支援を15年度まで延長することを決めた。桑名、いなべ両市と東員町の3市町の負担額は今後、早急にまとめる方針としている。
同線は2003年4月に近鉄から事業譲渡された後、沿線自治体の財政支援を受けて10年間で黒字転換を図るとし、今年度まで3市町から計約55億円の補助を受けている。
スポンサーサイト